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ミラトコット ダイハツどうした

クルマ
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6月25日にひっそりと登場

ホンダのN-VAN、スズキのジムニーとインパクトのある新車が出てくる中、ダイハツからミラココアの後継のミラトコットというクルマが発売されました。

ジムニー・N-VANとは対象的にどう表現していいのか困るクルマです。

ミラジーノ・ミラココアの後継なので女性向けとは思うのですが、これまでの全体的にクラシックスタイルからモダンなボディスタイルにクラシック風なフロント・リアの組み合わせとなっています。

ノーマル。

女性向けと思われるスウィートスタイル。

昔のホンダ・ザッツのように下のリップ部分他の色が違うスタイル。

シブいのが好きな方へのエレガントスタイル。

フロントのシルバーがグリルっぽくなっていて、個人的にはこれが一番好きです。

男向けのクールスタイル。

35GT-Rやアウディっぽいフロントのブラックアウトがスポーツっぽさを演出したと思うのですが、私としてはトヨタの商用車のプロボックスに見えました。すんません。

と、色々なバージョンの外観を見てきましたが、各部を変更してもリアの形状他、全体的なフォルムが今の軽自動車のため、フロントだけクラシックにしたような違和感があります。日産キューブのように真四角スタイルにした方が良かったのではないでしょうか。

このクルマ、昔スズキがミラジーノ対抗として出したフロントだけクラシックなアルトC2を思い出しました。

このクルマの売りは何なのか

では内装に売りがあるのか!というと、普通でした。

ざっくりした無印良品的ファブリックシートは分厚そうでいいですが、競合車である日産デイズ、デイズルークスのプレミアムグラデーションインテリアの方が質感と訴求感では勝っていると思います。また、インパネも見る限り特にプレミアムだったりクラシックだったりすることもないですね。

昔のムーヴコンテはホワイトシートにレッドステッチが入っているシートで、クラスレスなおしゃれ感があるなーと思いましたが、ミラトコットはあくまで軽自動車の範疇を出ていないと感じました。

いいところ

と、外観内装は結構クサしてしまっていますが、中身はなかなかいいと思います。

今後の衝突安全基準に合わせるためだとは思いますが、全グレードにサイドエアバッグ、カーテンエアバッグが付いているのは乗り出し130~160万円くらいのクルマとしてはとても良い点。

また、全グレードにチルトステアリングが付いているのも良いです。シートリフターも全車装備だと良かったですが、ハンドルが調整できるだけでもだいぶ快適さが違ってきます。疲れたときにちょっとポジション変えたりしたいですし。

スズキのワゴンRはMH35Rになって、グレードによってはオプションですらこれらがなくなってしまいました。

また、車重720kgで1550mm未満の高さ+燃費も29.8km/Lで燃費に振りすぎてなさそうなので、走行性能は自然な感じで実燃費も結構良いのではないでしょうか。

まとめ

誰に向けたクルマなのかなんとも判断に苦しむクルマです。

特にインパクトの強い軽自動車が立て続けに出ているので余計にそう感じてしまいました。

全然新モデルが出ない日産みたいなメーカーも困りますが、こういうなんとも評価しにくいクルマが出てくるのも困りますね。何が困ると言われても困るのですが、なんかモヤモヤします。

私の予想としては、外観はマイナーチェンジでメッキグリルが付きそうな地味さですが、中身はブレッド&バターなクルマとしてオジサン受けしそうな予感がします。

おまけ:ダイハツのデザイン力を見よ!

ルノーのサンクエッセは後席のウィンドウが頭に当たりそうでしたが、良いフォルムのクルマでした。

フィアットの500ミラココアは女性向け過ぎではありましたが、ヌイグルミっぽいデザインが良かったです。

ローバー・ミニダイハツ・コンパーノの復刻とされたミラジーノは、内装も外装もおしゃれで良かったと思います。
コンパーノといいつつ2代目は完全にBMW・ミニだったですが。

ムーヴキャンバスはVWバスクリソツのおしゃれなツートーンとなっています。

洒落のわかる人には面白いと感じるクルマがダイハツからは出ていると思います。
オリジナルの旧車の維持って、次々色々なところが壊れてお金かかりますし……ね。

ちなみに

2019年に出るホンダの2代目N-WGNも、N-ONEと統合されるためか、現代のフォルムにレトロなマスクを引っさげたミラトコット同様のスタイルとなりました。

ライバルとなる日産デイズは対照的に吊り目ライトにうねうねサイドとなっていて、どちらがウケるのか楽しみです。

実際に試乗しました動画

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