スポンサーリンク

パソコン工房 iiyama STYLE∞ I-ClassのSTYLE-IL11-i7S-HNVのレビューと分解方法

パソコン
スポンサーリンク

メインマシンの紹介

只今のメインマシン、パソコン工房STYLE-IL11-i7S-HNV、ブックサイズのPCの紹介です。

このティッシュボックスとスマホに挟まれた小ささがおわかりいただけますでしょうか。
ここ数年、ノートPCにモニターをつなげてデスクトップ代わりに使うようになって持ち運ぶこともなくなりましたので、このようなコンパクトなデスクトップにしました。

2020年5月31日追記

YouTubeでほぼほぼ最後まで分解した動画をアップロードしました。

ご参考ください。

このシリーズのスペック

ブックサイズとはいえ、パソコン工房のBTOシリーズなので色々とスペックが選べます。

また、パソコン工房は系列会社のマウスコンピューターのPCの兄弟機のようなマシンが多いですが、このシリーズについてはマウスコンピューターのブックサイズPCと形・スペックが全く異なるオリジナルなのもポイントです。

スペック

  • CPU:Kabylakeのi3~i7のTシリーズ(TDP 35Wシリーズ)
  • メモリ:8GB~
  • ストレージ:M2 SSDとHDDのセット
  • GPU:HD 630
  • 電源:90Wアダプター
  • OS:Windows10 Home~Pro
  • その他オフィスやオプション他
  • 価格:61980~99980円+α

*スペックは2018年のものです。現在では最新世代のCPUに置き換わっています。

メーカーリンク

CPUはi7-7700Tにして、メモリを16GBに増量して注文しました。納期は5日ほど(早)。
パソコンサイズよりかなり大きなダンボールに厳重に梱包されてきました。支払いは48回まで手数料無料キャンペーンをやっていたので24回払いにしました。5,000円/月払いの利息なしです。

で、これを購入したのは一年前の話。

現在は全品品切れ中になっていました。8世代か9世代のCoreシリーズでリニューアル待ちだと思いますので、下記の後日再入荷のメッセージを信じて待っています。

*2020年5月現在、9世代Coreで復活しました。

届いた中身

  • パソコン本体
  • USB有線マウス
  • USB有線キーボード
  • Windows10 OSインストールディスク
  • Windows10 ドライバーインストールディスク
  • USB C→USB Aへの変換ケーブル
  • マニュアル

OSインストールディスクが別なのは好印象です。
マニュアルは日本語ですが、分解マニュアル・シール類他は中国語がメイン。
ということから中国ClevoのOEMらしいというのも納得できます。安定して動いてくれればどこの国のPCでもOKなので、というかどこのメーカーもだいたい中国製なので気にしないようにします。

USBマウスとキーボードはそれなりの出来。
LogicoolのワイヤレスキーボードコンボMK275あたりを別途買ったほうがいいと思います。

使い勝手レビュー

CPU ★★★★★

i7-7700Tなので4コア、8スレッド。速さは文句なしできびきびです。

Passmarkは9214点ですが、私のは発熱対策でTurboBoost切っているので多分6500点くらいでしょう。
それでも速いです。

他の35WCPUで比較してみますとi7-8700TはRyzen対抗でコア数が6と多くてスコアがすごい。

Athlon 200GEは7000円くらいなのに5000点超のコスパの良さが光ります。

GPU ★★★★

HD630なので結構無理が効くレベル。3DゲームエディターのUnityなどもまあまあグリグリ動きます。一世代前の3Dゲームも結構動きます。

それでもローエンドディスクリートGPUのGT1030には半分のスコアです。
ここでもAthlon 200GEのRadeon Vega3のコスパが光ります。

ストレージ ★★★★★

270GBのSSD + 1TBのHDDです。
OS部分はSSD、他のソフトやデータはHDDに入れるような形で運用できます。

メモリー ★★★★★

16GBあるので不足なしです。

外部出力 ★★★★

コンパクトですが外部出力は豊富です。

画像出力はHDMI、DP、VGAの3つあってコンパクトですが侮れません。

USBは後ろにUSB3.0 Type-Aが4つ、前はUSB3.1 Type-Cが1つ。

とはいえ、合計は多いですが、本体正面にUSBポートCが1個しかないので、色々くっつけたいときにやや困ります。また縦置き使用だとUSBポートCの位置が中途半端に高く、有線デバイスをつなげようとすると面倒です。

前にはMicroSDカードスロットが1個付いています。が、スロットとケース間の隙間が広く、気をつけないと挿し損ねてケースの中に入るのが困りものです。実際下記のようにやりました。

後はギガビットLAN、ステレオ出力。
そして、なぜかこのご時世RS-232C。計測機器を付けたりする人にも優しい設計です。

発熱・消費電力 ★★★★★

Turbo Boost状態継続で最大80℃前後でした。通常は45℃くらい。

昔使っていたi7-2630QMだと通常が50℃前後、負荷がかかると82℃くらいになっていたのでそれに比べると低温です。筐体もほとんど熱さを感じません。i7-2630QMのノートPCだと心配になるくらい筐体が熱を持っていましたが、こちらは安心できます。

が、音と熱が多少気になったので、通常使用時はUEFIでTurbo Boostを切りました。

そうしたらフル負荷でも60℃くらい、普段は40℃くらい、ファンは回っても1800rpmくらいで静音PCとなりました。ということで、今のところ大満足です。

*が、しかし、ゲームなどやるようになってから80℃を数時間続けるのもいかがなものかと思うようになり……後は動画参照。

サイズ ★★★★★

片手で持ち運べるサイズですので、液晶とセットで家のどこでも根を張ることが出来ます。

元々書斎で使っていましたが、子供が産まれたので今はリビングに持っていって使っています。
ノートもいいですが、20インチ以上のきれいな液晶とコンパクトPCの組み合わせも室内では有りです。
軽いフィリップスの液晶と組み合わせて使っています。

またこの本体、縦置き、横置き、どちらでも使うことが出来ます。

縦置きで使うときは下面にスタンドをネジ止めして直立させます。

横置きで使うときはスタンド外してゴム足のある面を下にします。
ただ横置き状態だと結構面積取るのと、上面のピアノブラックテカテカ面にSDカードリーダーやDVDドライブなど色々置くとキズが付いてしまうので、横置きで使うならピアノブラック面に貼ってあるフィルムは剥がさないほうがいいと思います。

分解方法

先程のようにSDカードを入れ損ねたので分解する羽目になりました。コンパクトなので面倒かと思いつつ手順はシンプルです。

赤枠のネジを外します。注意点はVGAポートの六角を外すことです。この六角がミニなサイズなので工具に困ります。

ネジ3本・六角2本を外すと、カバーがスライドで外れます。

外すとこんな感じです。

臓物です。
HDD、SSDは上面に2段重ね。下にはCPUとファン。よく詰まっています。
メモリはファンの下でしょうか?そこまでは分解していません。

元に戻すときは、上下の切掛きにカバーをはめながらスライドさせればOKです。VGAの六角はまた外すときに簡単にできるよう、手で固く締めておくくらいでいいと思います。

このサイズだと中にホコリが溜まりまくると致命傷になるため、時々開けて掃除するようにしています。

まとめ

Mini-ITXのC3がコンパクトと言っていた時代とはコンパクトさも性能も雲泥の差です。USB・SDカードのおかげで光学デバイス・拡張スロットが不要になったのが大きいですね。10年はこれでやっていけそうです。

といいつつ、Ryzen5 2400Gでミニタワーを組みたい気分もふつふつと出ています。
これが にんげんの サガ か……。

*結局Ryzen3 3200Gで組みました。

コメント