この記事のもくじ
映画情報
原題:WESTWORLD
製作年:1973年
ジャンル:SFサスペンス
監督:マイケル・クライトン
上映時間:89分
あらすじ
砂漠に作られたレジャーランド”デロス”。
そこでは、人間そっくりのロボットがサービスを行う夢の場所だった。
“西部劇”、”中世欧州”、”ローマ”、3つの世界が体験できるこのデロスに、主人公ピーター(右)は友人ジョン(左)と共に訪れる。
西部劇の世界でガンマンとして色々な体験を楽しむ彼らだったが、しかし……。
みどころ
ユル・ブリンナー
この映画のいろんな意味で顔になるユル・ブリンナー。
ガンマン・ロボットを演じていますが、荒野の七人の格好まんまです。さすがに当時より老けていますが。
この映画の世界でも荒野の七人が人気で、有名なガンマンを倒すことで客の満足度を高めようとしたのでしょうか。
ちなみにめっちゃ弱いです。
でも修理されてまた出てきます。
さすがに毎日同じキャラに絡まれると嫌になるのでは。
武器(銃、剣、斧など)
人間の持つ銃は、体温のない物(=ロボット)にしか発砲できないようになっており、うっかり誤射することもないです。
ただ、剣など直接攻撃系の武器は本物なので、客同士での喧嘩が起きたら……(ドラマにならないので突っ込んだらダメ)。
しかし、ロボットは人間を撃てない・危害を加えられないとはいえ本物の武器を持っているのはどーなんでしょう。
暴走したら知りませんよ!
ロボットとその管理
人間そっくりで、血を流すところもそっくりです。銃で撃たれると実際に破損(=死亡)します。
客がワールド内でバンバンロボットを壊して回ります。
無残に転がったロボット達ですが、夜中になるとそそくさと回収隊が来て、ラボに持っていきます。
そして毎晩修理。
ロボットは人に危害を与えられないようにプログラムされており、最初からロボットに勝ち目はないようにしてありますので、壊されるのは確定です。
そう考えると本当に壊すのは修理費がかかりすぎな気がします。電子銃で信号発して死んだふりで良かったのでは(ドラマにならないので突っ込んだらダメ)。
この世界、1人1日1000ドルで滞在できるそうですが、果たして運営会社は儲かっているのか?
後世への影響
どこまでも追ってくるロボットという設定はターミネーターに影響を与えたとか与えていないとか。
本作もターミネーターもロボット役の役者の選定のセンスがいいです。
うつみ宮土理
ケロンパ。
マイケル・クライトン
ジュラシックパークの原作でおなじみ、2008年に逝去した作家兼監督です。
本作では監督兼脚本。この昔(1973年)から脚本・監督やっていたのがびっくりです。
ポール・N・ラザルス3世
プロデューサーの人です。名前がすごい気になります。
続編のフューチャー・ワールドや問題作のカプリコン・ワンなど気になる作品をプロデュースしています。
ただ、70~80年代にこれらを6本プロデュースしているだけで後は不明。この人のバイオグラフィーが気になる。
評価
★★★★
派生作品
リメイク:ウエストワールド(2016 TVドラマ)
関連:荒野の七人
コメント