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ウォーキングZ Wasteland

ゾンビ
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映画情報

原題:Wasteland

製作年:2013年

ジャンル:ホラー

監督:トム・ワドロー

上映時間:92分

あらすじ

ゾンビウイルスが蔓延してしまったイギリス。
主人公スコットは、廃屋や他のサバイバーの遺物から武器や食料を集めて生き延びていた。
スコットはロンドンの外れの農場に隠れ、ロンドンに家族を探しに行った恋人ベスの帰りを待ち続けていた。

孤独な彼の心の支えは、ベスの帰りと無線通信で知り合った夫婦ジョージとバーバラのみであった。
果たしてベスは帰ってくるのか、彼の孤独な戦いはいつまで続くのか……。

みどころ

正直、あんまりない。

イギリスゾンビ映画

玉石混交のゾンビ映画といえばアメリカのイメージがありますが、イギリスもなかなかなゾンビ映画大量生産国です。

  • ショーンオブザデッド
  • ロンドンゾンビ紀行
  • 28日後シリーズ
  • コリン LOVE OF THE DEAD
  • そして本作他の凡作群

イギリスのゾンビ映画は総じてアメリカのものより湿っぽいところがあり、ゾンビの頭をデザートイーグルで吹き飛ばすようなアクション一辺倒映画ばかりではなく、なんとなく邦画に通じるわびさびだったり、モンティパイソン的なぎりぎりのどぎつい皮肉があります。このあたり好き嫌いが分かれるところかと。
また、ゾンビだけではない監督なりの何かのテーマを伝えようとしたのでしょうが、うまく伝わらずにメリハリのない映画になっているものも多いです。例えば本作。逆にそもそも何が何だかわからなくなっているのが日本のゾンビ映画(毒)。

超地味な60分

この映画の前半は基本的に農場の小屋と、ベスとの回想シーンで話が進みます。

誰かに似ている……ベッキー?

世界観の説明は回想シーンと無線先の夫婦との会話で行われます。

回想シーンの予算があったら、ゾンビとのバトルを入れたほうが良かったような気がします。
特に邦題に釣られて見た人はそっちを期待していたでしょうし。
ラスト近くに多少バトルがありますが、基本的に淡々と進む地味な映画です。雰囲気は悪くないのですが。

邦題が悪い

邦題がウォーキングZなので、ウォーキング・デッドばりの緊張感やら、ワールド・ウォーZのようなド派手なアクションを期待して見た人がほとんどだと思います(私含めて)。しかし実際は上で紹介したすごく地味な映画です。
原題はWasteland(不毛の大地)、という内容に色んな意味でぴったりなものなので、そちらの方が優良誤認を招かず良かったと思います。そうすれば1点とか1.5点の各サイトの酷評レビューの点数も0.5点くらいは高くなっていたと思います。

今作のゾンビのタイプ

走るタイプ(バタリアン系)とのんびりタイプ(ロメロ系)の混合です。

外見腐っているやつが遅いとかそういうわけではないので、せめてここはどっちかにせいと言いたい。
シナリオ的には走る強いゾンビはいらなかったと思います。

急展開の32分

最後の方に急展開します。急というか超展開レベルです。
エピソード2に続くのかと思いましたが、今の所続きは出そうにありません。

評価

★★

Amazonプライム・ビデオ会員であれば無料で見られます。
買う必要は残念ながらなしです。色々惜しいです。流し見するには良い。

派生作品

なし



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