親知らずを抜いたというか破壊した話

からだと健康

このページには一部グロテスクな表現が含まれています。

親知らず、生える

親が知らないうちに生えてくる歯、親知らず。

海外ではwisdom toothというらしく、分別ある年頃に生えてくる歯という意味だそうです。

原始人はアゴが発達していたので正常に生えて問題なかったらしいのですが、食の文明が発達してヒトのアゴが縮小していくと、正常に生えず色々な障害を引き起こすことになります。

生まれてこの方、歯が少なめだったり、なぜか永久歯がなく乳歯のままの歯を必死に保全活動している自分には親知らずなんてゼータクな話だなーと思っていましたが、30歳過ぎになって親知らずに悩まされた話です。

ある日、歯を磨いても磨いても口が臭いことに気づく

ある日、歯を磨いたのですがどーもすっきりしません。

なんか虫歯の臭いというか、歯の間の歯垢の臭いがします。虫歯のせいかと思って鏡で見てみますが、目で見える範囲でそんなこともありませんでした。

銀歯の中が虫歯なのかな……週末歯医者行くか……と臭いのもとの捜索をその日は諦めました。

歯間ブラシで気づく

しばらく、歯間ブラシで念入りに歯の間をチェックしますが特に異常はなかったです。

が。

下図の部分、下顎の右奥、ここをこすると非常に臭い。歯の間ではないのに臭い。

手で触るとポケットみたいなのがありました。

どうやらここにカスが溜まっている模様。歯周病か?と思いつつ、ポケットの奥を爪で触ってみると歯茎の硬さではない何かが爪に当たります。

歯周病が硬変してなにかヤバイものになっているのか!?と心配になり仕事帰りに歯医者に駆け込みました。

硬いものの正体は……

調べてもらうと、爪に当たっていたのは歯の上部ということ。

言葉で説明すると難しいので、下図のような状態です。

右端が親知らず。つまり、親知らずが真横に生えていたのです。

これが歯茎に埋没したままなら良かったのですが、真横のまま中途半端に歯茎から出てきたため、ポケット状にスキマが出来ていたのです。

手術へGO

取り除くためには、ただ抜くだけではなく、

歯茎を切開して

親知らずを数個に分割して

取り除く必要があるということでした。

行きつけの歯医者では、大掛かりになるのでできませーんということで、紹介状を書いてもらい、予約を取って市立病院へ行きました。

手術!

そして数日後市立病院。

15分くらいで終わる手術で、術後特に痛みもないですよーということで安心して手術台へ。

部分麻酔をして、いざ手術です。

まずは歯茎をさくっと切開。口の中に広がる血の味。

そして露出した歯を砕くのですが、トンカチとノミみたいなものでガンガン歯をやられました。

麻酔がなければ即死だった……というレベルの衝撃が脳天を貫きます。

15分経ったような気がしますが、まだ終わりません。

先生は汗だくで私の歯を砕いています。口の中は血だらけです。

結局30分くらいかかって終わりました。最後は切開した歯茎の左右を縫合。

術後、4分割された親知らずを見せられ、想定より巨大だったので手こずったという感想をいただき終了。

切開した歯茎を舌で触ると、もともとより歯茎がへこんでいるのと、傷口が荒れているのと、微出血があるのがわかりました……。

その後の経過

その夜、痛くないっつったのに麻酔が切れてくると結構痛い。しかも腫れました。

消毒はいきつけの歯医者でやってもらってねということだったので、次の日いきつけの歯医者へ。

私が開口し、手術跡を見せるなり、行きつけの歯医者さんが開口一番。

「これは……グチャグチャですね……ひどいな……大変だったでしょう?」

その通りです!ていうか言葉もうちょい選んで!

まとめ

除去した部分の歯茎ですが、もう穴は埋まっていて痛みもないのですが、今でも縫合時の歯茎の左右の段差がそのまま断層のように残っています。

あと3本出てくる可能性があるので、また地獄の血みどろトゥースブレイカーになったりするとヤだなーと思いつつ日々を過ごしています。親知らず怖いです。

外科的な除去手段がなかった昔の人は、これが原因で色々悩まされたり亡くなった人も多かったのではないかと思います。

これも文明の進化による弊害か……と思っていたのですが、最近の子供は親知らずがそもそもないニュータイプがいるそうなので、人類の革新もそう捨てたものではないようです。うちの子はどうなのかなー。

ちなみに

画像は日本歯科医師会からお借りしました。コンテンツが色々ありますので一度ご覧あれ。

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