この記事のもくじ
映画情報
原題:THE BELKO EXPERIMENT
製作年:2016年
ジャンル:サスペンス
監督:グレッグ・マクリーン
上映時間:89分
あらすじ
コロンビアのボゴタに支社がある(おそらくアメリカ企業の)ベルコ・カンパニー。
何をやっているかよくわからない会社ですが、主人公マイクは安全なオフィスビルに勤務しています。
武装兵士が会社をガードし、いざとなったら全ての窓に防弾シャッターが降りる超安全仕様です。
マイクはガールフレンドや同僚にも恵まれ、順風満帆です。
この会社、オフィス以外の場での安全も考えてくれており、もしも従業員が消息不明になったときのため、みんなの頭にGPS付きのチップを埋め込んでくれています。
しかしある日、会社のシャッターが突然全て閉まり、放送が流れます。
「今から皆さんに殺し合いをしてもらいます。殺せない場合は頭のチップが爆発して死にます。監視しているので抵抗は無駄です」
いきなりの宣告に、社員は葛藤にさいなまれますが、スキャナーズばりに頭ボーン(注:そこまでではない)を目の当たりにして、ついに殺し合いが始まります。最後の一人になるまで殺し合いは続きます。
みどころ
大人のバトル・ロワイアル
あらすじ読んでそのまま、日本で昔一世を風靡したバトル・ロワイアルです。
しかし最初はみんな大人なので躊躇し、葛藤し、相手のこと、家族のこと、色々と考え、なかなか殺し合いができません。
それでも追い詰められると人間本性が出るもので、だんだんブチ切れる人が増えていきます。
マイクと同僚たち
メンタリストのリグスビーや、プラトーンのオニール、ゴースト NYの幻の悪人など、色々と有名所が出ています。
今度は戦争だ
会社ですが武器庫があり、ハンドガンがあります。テロ対策でしょうか。
予備マガジンもちょうど社員の人数分の頭を撃ち抜く分だけありそうで、この殺し合いは元々仕組まれていたのでしょうか(白々しい)!?
タダのサラリーマンだったはずですが、気がつけばすっかり拳銃が板についています。
この先どうなるかはまぁ見てのお楽しみということで。
下では本筋とは関係ない気になったところをご紹介。
ボゴタの町並みと車
乾いた感じと石造りの建物で、典型的な中南米です。
注目は画面真ん中、シルバーのルノー・トゥインゴ(初代)が走っています。
パット見きれいでいい状態ぽいです。昔欲しかったのですが……。
評価
★★★
普通に面白い映画でした。
ただ、思わせぶりなキャストがあっという間に死んだりして、観ている方に意外性を与えようとしたのでしょうが、唐突感や違和感の方が強く、もったいない感があります。
俳優・女優に華があったので楽しく見ることができましたが、シナリオ面も盛り上げようがもうちょっとあったような気がしますね。登場人物が当初60人くらいいたので、最初から半分くらいに人数を絞っても良かったかもです。
派生作品
元ネタ:バトル・ロワイアル
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