この記事のもくじ
お久ぶりの更新でごさいます。
映画情報
原題: Terminator Genisys
製作年:2015年
ジャンル:アクション
監督:アラン・テイラー
上映時間:125分
あらすじ
3のラストのような核ミサイル乱舞~2のような都市破壊シーン~4のカイル・リースとジョン・コナーの出会い~1の未来のスカイネットとの戦いから始まります。
人間軍が機械軍の本部を占領しますが、タイムマシンが完成・起動しており過去に何かが送られたことを突き止めたジョンはカイル・リースを過去に送ることにします。
しかし、カイルは送られる瞬間潜入していたターミネーターにやられるジョンの姿を垣間見てしまい、視聴者とカイルは”えっ、何これ!?”と思います。
余談
ターミネーター4で見たかったのはこういう人間軍vs機械軍の大ドンパチでした。4は市街地のT-600との戦いまではサイバーホラー感、もしくはfallout感があって良かったのですが……。
みどころ
各シリーズのオマージュ
最初の各シーンもそうですが、劇中序盤はかなり既存作のオマージュと、そのどんでん返しが入ってきます。旧ファンからするとびっくり箱的映画です。
ターミネーター1
1でお馴染み、4でも出てきた天文台でのT-800降臨シーン。
1と同じ展開でチンピラがやられると思いきや、視聴者が”えっ、何これ”な展開になります。
ターミネーター2
カイルの登場を予知していたようにいきなり序盤から出てくるT-1000タイプ。
バイオハザード・ディレクターズカットでいきなりコルト・パイソンが手に入って”えっ、何これ、もうマグナムが必要な強敵が出てくんの!?”というのと同じ恐怖が走ります。
後はすっかり掃除機イメージになってしまったダイソンの登場など。ネタバレになるので詳細は言えませんが……。
ターミネーター3
これは最後の方です。見てのお楽しみ。あとは分散コンピューティングが話のキモになっているところでしょうか。
ターミネーター4
あったかな?
キャストの刷新
ターミネーターは相変わらずアーノルド・シュワルツェネッガーが演じていますが、他のキャストは一新されています。まあ1まで遡ると30年近く前の映画なので一新せざるを得ないのですが。
サラ・コナー : エミリア・クラーク
1のときはリンダ・ハミルトンがサラ・コナー役で巨大な聖子ちゃんカットがなんとも時代を感じさせましたが、今回はエミリア・クラークとなって魅力が増しました。
他のキャスト
カイルは4のアントン・イェルチンが良かったのですが、2016年に事故死されてしまっているのでこちらも一新。今回はジェイ・コートニーという俳優です。個人的には4>1のマイケル・ビーン>今回ですね。
ジョン・コナーは今回ジェイソン・クラーク。
1(2かも?)の未来シーン時に出てきたオジサンジョンに近いイメージです。
2のエドワード・ファーロングは色々乗り越えて、この映画のちょっと前にCSI:NYなどで出ていましたが、体型が軍人と程遠くなってしまっていましたのと色々不安要素が多いので不採用だったと思います。
3の岡村ことニック・スタールは元々不評だったのと、2013年覚醒剤所持で逮捕されてキャリアが終わったのでなし。
4のチャンベー(クリスチャン・ベイル)も良かったと思いますが多分出演料と役柄的に合わないと思いますのでやめたものだと思います。
新旧ファンを交えたリブート映画
旧ファンにも楽しめるリメイクっぷり、新ファンも納得のアクションとストーリー運びと個人的にはすごい好きな作品です。
また、時代をまたいで彼らの活躍を知る人物なども出てきて、今までのシリーズで感じていたモヤモヤに対してのカタルシスを味わうことができます。
評価
★★★★★
米国内評価ボロクソで続編ポシャったという話が意外です。確かにジェニシスの正体とかあの人がアレだとか、タイムパラドックスとか考えると突っ込みどころが多くはありますが娯楽作品としては最高だと思いました。
アメリカ人も同様にこまけえこたぁ良いんだよ!爆発してみんなで盛り上がられれば良いんだよ!という観客が多いと思っていましたが、結構冷静なようですね。
全世界収入は4を超えたせいか、キャメロン監督直々に指揮を取り直接的な続編ではなく別のターミネーターが作られているようなのでまたそちらに期待しましょう。2019年11月上映だそうです。
派生作品
ターミネーター、ターミネーター2、ターミネーター3、ターミネーター4
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