この記事のもくじ
映画情報
原題:Carnival of Souls
製作年:1962年
ジャンル:サスペンスホラー
監督:ハーク・ハーヴェイ
上映時間:82分
あらすじ
車で信号待ちしていたときにナンパされたメアリー達だったが、男達が田舎者感丸出しでタイプじゃなかったので、無視して男達の車を振り切ろうとした。
しかし建設中の橋の上でハンドル操作を誤り、仮設の壁を突き破って橋から車ごと転落してしまう。
一人生き残ったメアリーは、嫌な思い出を忘れるためにユタ州(ケントデリカットの在住地)に引っ越しをして、教会のオルガン奏者として心機一転やり直しをしようと試みるが、身の回りで不気味な男が幾度も現れたり、周囲の音が聞こえなくなる体験をしたり、不可解なことが次々と起きる。一体彼女に何が起きているのであろうか。
原題と邦題が全然ちゃうやんけと思いましたが、原題を直訳するとネタバレになるかもしれないので変えたのでしょう多分。
みどころ
知られざる名作
ヒッチコックのサイコ的なあっと驚くストーリー、飽きさせない構成など今見ても名作だと思うのですが、当時さっぱりだった模様。
日本ではいつの間にかカルトな作品としてマニア内で知られるようになり、DVD時代になって各社から販売され、ある程度の知名度を得た作品です。
低予算でエポックメイキングな映画というと、ナイト・オブ・ザ・リビングデッドが思い浮かびますが、そちらはドライブインシアターで上映され大ヒットします。
なんぼなんでも、少しは興行ルートのコネがないとダメということでしょうか。それとも、映画内容が地味で派手なアクションがほぼないので、当時は今より映画=娯楽のイメージが強かったでしょうから、客の琴線に触れなったのでしょうかね。
主人公メアリー
主人公メアリーは線の細そうな女性。
事故後、感情の起伏がなくなってしまったことに後遺症ではないかと焦りを感じます。周りで起きる不可解な現象も事故の影響ではないかと病院へかかります。
世にも奇妙な物語
移住先のユタ州でも、メアリーに次々と不可解なことが起こります。
- 白塗りのおじさんが訪ねてくる。
- 時々、みんなから無視されるようになる。
*男の人は避けてくれているようにも見えるが、突っ込むのはヤボ。 - バスに乗ったらみんな白塗りだった。
- 白塗りのおじさんが訪ねてくる(再)。
この人はハーク・ハーヴェイ監督だそうです。
なぜこのような現象が起きるのかは、最後のお楽しみです。
登場する車
最初に転落する、メアリー達の車がクライスラーのPTクルーザー的なスタイルでファニーなので気になっていました。
色々調べた結果、シボレー・デラックス・クーペ(1949-1952型)かと思います。違っていたら教えて下さい。
このクーペ、日本では中古車が250~300万円くらいです。3.5Lエンジンで100馬力弱。
こういうデザインで1.5Lくらいのコンパクトが出たら欲しいですね。
評価
★★★★★
コンパクトにまとまっている良作。
ロメロ監督やシャマラン監督などホラー映画監督に大きな影響を与えたと言われています。
シャマラン監督のどの作品かというとネタバレになるので、そのあたりは見てのお楽しみです。
派生作品
なし
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