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IBM ThinkPad R50eと富士通 FMV-6700NU8/Lを捨てた

パソコン
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夢の跡

2018年、Windows98が動作するパソコンを探していました。結局VIAのC3で落ち着きます。

VIA C3
「VIA C3」の記事一覧です。

ここに行き着くまでにいくつかのトライアンドエラーがあり、その中で買った使い途なしのPCを長らく放置していたので使えそうなものを剥ぎ取って捨てることにしました。

その1 IBM ThinkPad R50e 1834-HWJ

ヤフオクで1円で落としたノート。その代わり送料が3,000円もしたのです。

本当はThinkPad240Zあたりがいいなーと思っていたのですが、2018年時点だとオークションでも中古PC販売サイトでもTP3桁シリーズは壊滅していました。

概要

このR50eはPentium M搭載の上位機種です。15インチXGAディスプレイとWindowsXPが載っていました。ディスプレイは蛍光灯が切れていて赤くて暗いです。

液晶が瀕死でも、モニターにつなげて使う予定だったので問題なかったのですが、問題はWindows98のディスプレイドライバーが無かったこと。他のハードのWindows98ドライバーはすべてあったのですが、98対応のディスプレイドライバーだけがありませんでした。なぜかLenovoのR50eのドライバーサイトにはディスプレイキャリブレーションのファイルだけ転がっていて正直泣いた。

このシリーズより一個前の世代だとWindows98が使えるらしく、チョイスをミスりました。

ということでHDDとDVD-ROMドライブだけ抜いて放置していました。

いざ分解

裏面のネジを全部取ります。

各穴ごとにネジの長さが違うのですが、シールと数字でどこの穴がどの長さのネジか指定されていて親切設計です。逆に言うと全部同じ長さのネジで統一できてない構造なので合理的ではない気もしますが。ま、そこは置いといて、ここで裏面スロットにある512MB DDRメモリーを取り外します。

すべてのネジを外すとキーボードとボディが外れそうになります。ここで半分だけ開けて、キーボードのコネクタを抜くと全開になります。

開けると中にもう1枚512MB DDRメモリーが刺さっていました。メモリーがPC裏面のスロットと、このPC内のスロットの2つあることを初めて知りました。とりあえず2枚回収。

そしてCPUファンを外すと、通常のPCと同様のソケットタイプのソケット479が付いており、Pentium M(Banias)1.5GHzが鎮座しています。スペック表だとPentium M725 1.6GHzのはずなのですが、貼ってあるラベルに印字されている26P8533で調べるとPentium M 1.5GHzでした。

大昔の高発熱・低IPCのPentium4全盛期に低発熱・高IPCで大変クレバーなCPUとして憧れていたのでしばらく飾っておきます。当時これでデスクトップ組みたかったのですが、コスト面とマザーボード面でハードルが高くAthlon64にしました。

得たもの

  • 512MB DDRメモリー x 2枚
  • Pentium M 1.5GHz x 1個
  • Windows XP PROのシール

*WiFiカードは古すぎて流石に使い途がなさそうなのでそっとPCのフタ閉じました。

その2 富士通 FMV-6700NU8/L

R50eの次に購入した1円ノート。Windows98は動きましたが……。

概要

モバイルPentium III 700MHzが載っています。メモリーは256MB入っていました。

ディスプレイはNECのPC9821ノートのディスプレイでよくあるビネガー発酵していてクシャクシャです。

モニターに繋げて使えばOKなのですが、端子がサビサビでつなぐのが嫌なのと、HDDに前の持ち主のものと思われる家族写真が結構入っていてなんというか念を感じて怖くなったので放置していました。消しといてほしい。

解体

裏面のネジを全部外します。

HDDやフロッピーディスクドライブを外すことが出来るのですが、珍しいことに裏面からCPUファンにアクセスできます。これはホコリ掃除のためのようで、CPU自体は基盤直付けなので外せませんでした。

裏面からは10GBの2.5インチHDDを確保します。フロッピーディスクドライブは独自コネクターなので処分です。メモリーが見当たらないのが気になりますが……。

裏面のネジをすべて外したら、一度表に戻してキーボードとキーボード周辺の化粧パネルを外します。

外すと黒い遮熱カバーとシルバーカバーに包まれた中身が出てきます。

右上の黒い遮熱カバー部分にメモリーが2枚挿さっていました。128MBのPC100のメモリーです。希少ではあるので確保しました。しかしこんなところにスロットがあると交換が大変だったことだと思います。

得たもの

  • 128MB PC100メモリー x 2枚
  • 10GBのHDD  x 1個

骨董品ですね。

パソコン処分の方法

うちの自治体は、ごみ処理センターに持ち込むと無料で処理してくれます。

車で乗り込んで、係員に捨てるものを告げ、住所を確認された後、車を指定されたレーンに停めて担当者にPCを渡して終わりです。書類手続きなどはありませんでした。

というわけで、パーツを剥ぎ取られた2台のノートPCと、本体を売り払ってしまいゴミになっていたs101の死亡バッテリーを捨てて来ました。リサイクルされて最新の何かに生まれ変わってほしいですね。

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