この記事のもくじ
PC触り始めて20数年、PC自作台数はなんと!
私のPC自作台数は10台くらい……あれ意外と少ない。
というのも、途中でちょくちょくBTOマシンに浮気していたためです。2003年~2006年くらいや、民主政権の時はパーツ揃えるよりBTOマシンがメチャ安でした。
で、本題ですが、自作や改造の中で色々とやらかしたことがありますので他山の石として読んでいただきたいです。
マザーボードのスペーサーを取り付けない事件
当時使用していたソーテックPC壊れる
1999年に買ったソーテックのPCがあったのですが、1年ちょいすると電源が死亡し起動せず。Made in KOREAの電源を開けると色々粗雑な作りでございまして配線コードをテープで止めたりしてなんとか動くようにしました。
が、本体セットのディスプレイも死ぬ、ソーテックに電話で文句言って買い直したディスプレイもまたすぐ死ぬ、007は今後こそマジで死ぬ、という事案が立て続けに起こり、もうなけなしの貯金をはたいて新マシンを作り直すことにしたのです。
パーツ選択
選んだのは当時出たばっかりのCoppermineコアのPentium3 866MHz。CPUだけで8万チョイした記憶があります。マザーはAopenのAX34 Pro2でした。ビデオカードはGeForce2 MX。あとPlextorのCD-RWドライブなどで合計20万円ほどでした。
どーでもいいですが買った店はパルテックのザ・モール小倉店。
1万円でお店で組み立てますよの誘惑
パーツ買う時に、店員さんに1万円で組み立てますよ!と言われましたがスキル向上のため、自分で組むことを選択しました。これが後の惨事になるとは知らず。
スペーサーの存在を見落とす……生贄一号機へ
ダッシュで帰宅し早速組みはじめました。学生かつ未成年という立場にありがちの根拠のない自信から、マニュアルすっ飛ばしで一通り組みましたが起動せず。
電源が悪いのかと、翌日デルタの高めの電源を買いに行って交換しましたが症状変わらず。
電源以前に、ケース内のマザーボードの組付けがガタガタなのでしたが、そんなものかとコンセント挿したまま、マザーをガチャガチャいじっているとバチーンという音がし、その後なんとか起動しました。しかし、ちょっとの振動でPCが落ちる、ブルースクリーンが出るなど散々だったのですが、買ったOSがWindows Me(99~00年の一時期安いのはこれしかなかったのです)だったのでそのせいかと諦めていました。
が、原因はスペーサーの取り付け忘れでした。
取り付け忘れというかスペーサーの存在を把握せず、マザーボードとケースをネジで直付けしていたのです。ドアホですね!
このPC、2年ほどマザーとケースをネジで直付のままで使いましたが色々ありえない落ち方をしてデータがバンバン壊れて大変でした。
マザーボードのBIOSもよく飛び、ダイ・ハードBIOSシステムという予備BIOSがついていたのですが、最後期にはその予備も死亡するという有様。ハードにDieしました。最初は自作サイトや初心者本をちゃんと読むべきでした。
その後、アプライドで買ったDuron 1.2GHzのBTOマシン(4万円……)に乗り換えてしばらくしてそのマシンのマザーボードにスペーサーが付いていることに気づき、ようやくスペーサーを使って生贄一号機を組み直しましたが、そうそう壊れないはずのCPUもいい加減限界だったようで、マザーボードもCPUも完全死亡していました。
高い授業料でございました。
20年後、逆にスペーサーを取り付けすぎてショートしていた事件が下記
ファンレスビデオカードにこだわり死亡事件
その後、BTO Duron→自作 Athlon64マシンに切り替えました。今度はちゃんとスペーサー使って組んだので安定して動いていました。
ビデオカードは生贄1号機時代から使っていたGeForce2 MXのままだったので、グラフィック性能を底上げしたいと思いましたが、ファンがうるさいのはイヤ!ということで下記のファンレスのGeForce5200を買いました。
しかし数カ月後に画面が乱れ死亡。あまりにも早い死でした。しかし懲りずに、次もファンレスにしよう!さらに高性能にしよう!と思い、下記のギガバイトのRadeon 9600PROのファンレスビデオカードにしました。
これもすぐに死亡確認しました。
原因はケースのエアフロー(のはず)
当時、私はCPUの温度なぞ気にしておらず、ケースファンなんてさらにまっっったく眼中になかったのです。ということでただでさえ熱いケースの中で、ファンレスビデオカードが冷却風を受けられず熱暴走し死亡したものだと思われます。
Socket939のAthlon64マシンでしたが、Pentium4より低発熱とはいえ、今のCPUと比べると発熱量は多く、ケース内環境はかなり厳しかったはずです。と気づいたけれどアフターカーニバル。
一応、反省としてスロットクーラーを付けて多少なりともケースにエアフローができるよう配慮しました。
2枚の亡骸をそのままに、ビデオカードを安定のGeForce2 MXに戻ししばらく使っていました。その後、安定するのはファン付きのParhelia(出た当時は高級ビデオカードでしたが、入手できた時はもうすっかり型落ちで3,000円)まで待つことになるのでした。
バックパネルをケースの外側から取り付けようとした事件
マザーボードについているバックパネル。これケースの内側から取り付けるものですが、とある自作時、久しぶりの自作で頭がトロくなっており、外側から無理くり入れ込もうとしてケースに傷をつける羽目になりました。
しかも変に一部が中に入ってしまって外しにくく更に傷というダブルの手間。もし折ったりすると市販されてないので非常に困ります。気をつけましょう!
PCが起動しなかった時の対処
知り合いから自作PCのWindowsが起動しなくなったと相談が来たので、パーツを付けたり外したり、CPU+マザー+メモリー+HDDと最小限構成にしたり散々いじくり倒しましたが、BIOS以降進まず。
困ったのでもうOS入れ替えるか……ということでフォーマットして入れ替えようとしたときにSDカードリーダーに1枚のSDカードが。
抜いたら起動しました。時間返せ。
これ以降、最小限構成にする時にはSDカードリーダーも見るようにしました。
ThinkPad 380Zのフラットケーブルを切った件
自作ではないのですが、ノートPCを分解した時の失敗談です。
ThinkPad380ZのCPUがPentium2の233MHzでWindows2000だと若干非力でしたので、MMC-1という規格のモバイルCPU・Pentium2 366MHzを2万円くらいで買ってきて、交換しようと分解をはじめました。
が、机上にて分解途中、ネジが中に入り込んだので、本体をひっくり返してネジを振り落とそうとしたら、既にネジを外していたのを忘れていたHDDが外れて宙吊りとなり、フラットケーブルがその勢いで一部切れてしまったのです。
そのためか、電源が二度と点かなくなりました。当時eBayやAmazonがそこまで浸透していなかったので、フラットケーブルを買い直すこともできず380Zは永眠いたしました。
今でも軽量PCなどで一部、ストレージのフラットケーブルだけでなく、キーボードやディスプレイのフラットケーブルも外さないとメモリーやストレージにすらアクセスできなくなっているものがあるので、そういうものを分解するときは事前に予習をみっちり行い、手順を入念に確認した方がよいです。
後悔先に立たず。
ちなみに交換できず残ったMMC-1ですが、売ろうとド○パラに持っていったら50円と言われて戦慄しました。
まとめ
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。 オットー・フォン・ビスマルク
私は前者です。皆さんの参考になれば幸いです。
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