ホンダ・TL125(JD06 フィールドトリッパー)の思い出インプレッション

バイク

昔(2013~2016)の愛車はTL125

2013年にホンダのTL125というバイクを購入しました。

理由は下記です。

  • バイク初心者の嫁のため、軽くてシート高が低くて最低地上高が高いバイクが欲しかった

というわけでバイク屋にオークションで探してもらいました。2013年当時コミコミ20万円くらいでした。今ではタマ自体が少なくなってきています。

しかし、とにかくこのバイクには泣かされました……。

TL125の概要とスペック

概要

TL125バイアルスから続いたホンダ125cc公道トライアルバイクの最終型です。

前型のブルー一色のものから、白ベースカラーとなってフィールドトリッパーという愛称がつき、キー付きタンクやバッテリーレス、シートの厚み増になったとのこと。

1988年に発売され、XLR80Rと同じく92年ごろまでカタログモデルだった模様です。

スペック

確かに軽くて、シート高が低くて、最低地上高は高かったのですが……

型式 ホンダ JD06
全長 / 全幅 / 全高 2,080mm / 825mm / 1.095mm
軸間距離 / 最低地上高 1,310mm / 295mm
シート高 800mm
装備重量 96kg
燃料消費率 国土交通省届出値:定地燃費値 60.3km/L(50km/h)1名乗車時
最小回転半径 1.6m
エンジン型式 / 弁方式 JD06E空冷4サイクルOHC単気筒
総排気量 124cm3
内径×行程 / 圧縮比 56.5mm×49.5mm / 9.0
最高出力 9.3PS / 8,000rpm
最大トルク 0.92kgf・m / 4,500rpm
燃料供給装置 キャブレター
始動方式 キック式
点火方式 CDIマグネット式
潤滑方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量 1.1L
燃料タンク容量 6.5L
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式5段リターン
変速比 1速 2.769
2速 2.125
3速 1.450
4速 1.000
5速 0.724
減速比(1次 / 2次) 4.055 / 3.600
フレーム形式 ダイヤモンド
キャスター / トレール 26°30′ / 86.0mm
ブレーキ形式(前 / 後) 前も後ろもドラム
タイヤサイズ(前 / 後) 2.75-21-4PR / 4.00-18-4PR
舵取り角左右
乗車定員 2名

初期トラブルとカスタム

キャブレター部品交換

  • 始動性がすこぶる悪い
  • 信号待ちでエンストする
  • 黒煙を吹く
  • 燃費が悪い(30.0km/Lくらい)

上記のトラブルがありましたので、キャブレターの内部部品をKEYSTERのものに交換しました。その後は快調。だいたいキック一発始動になりました。

岸田精密工業株式会社|キースター|KEYSTER
KEYSTER(キースター)は、旧車・名車・絶版車のキャブレターのオーバーホールやセッティングパーツを製造・販売しています。弊社の燃調キットはヴィンテージバイクの頼れる味方として、好評をいただいております。

トライアル車の壁は高かった……

1速がローすぎる

さすがトライアル車というわけで、1速がすごくロー、さらに2速はかなり離れていて発進で気を遣うものでしたので、フロントスプロケットを1丁下げ、最高速重視に替えました。

それでも結構ローでしたので、嫁から1速のスピードが遅くて車に煽られるというクレームが。慣れている人間であれば、すぐに2、3速と上げていって車列をリードできるくらい走れるのですが、初心者にはなかなか難しかったようです。

足回りのポジションがきつい

シート高が低く、最低地上高が高い、ということは座った時に膝が大きく曲がる、ということに実車にまたがってから気づきました。またシートもあまり厚くなく、嫁から足と尻が痛くて長く乗れないというクレームが。

確かに自分で乗ってもポジションがきつかったです。嫁も私も170cm前後なので、これくらいの身長だと厳しいつくりでした。スペックだけではわからない欠点でしたね。

というわけで……。

ワイドステップ化

GR CRAFTのバック&ワイドステップに変更して、足の自由度を上げました。今ではGR CRAFT以外にもいろいろ出ているようです。またスズキDR250のステップがポン付けできるとかできないとか。

シートカスタム

分厚いシートにしてシート高を上げ、クッション性と足の曲がり性を改善しようとしましたが、シート厚を高くしたらハンドルを上げないと変なポジションになり、いじる箇所が増えてめんどくさくなり結局ボツ。

結局……

初心者である嫁の最初の一台としてはきつかったようです。でしたので、もっぱら私の林道探検マシンとして活躍しました。

TL125のインプレッション

エンジン性能 ★

125ccエンジンですが、ギア比が低く設定されていることも相まって、トルクがありパワフルでした。林道を高いギアで静かに走るのが気持ちよかったです。

乗り心地 ★

サスペンションのストロークは十分かつ、前後とも調整可能なタイプでした。が、やはり前述のポジション問題があり、ツーリングでの乗り心地はあんまりよろしいものではありませんでした。

スタンディングしたり、荒れた林道で両足つきながら走る際にはちょうど良かったのですが。

走行性能 ★

オフロードでの走破性能はとても高いです。軽い車体と足つきの良さでどこでも行けます。フルサイズオフ車だと躊躇したり、こわごわ通過するガレ場も2輪2足で余裕で通過できます。

車体が軽くて細く、道が荒れれば荒れるほどさすがトライアル車という走破性を見せてくれました。

ただし、オンロードだとスプロケットを替えてもやはり1速がローなので、発進には気を遣いました。2速発進でちょうどいいくらいでしたね。

装備 ★

グラストラッカーにはないトリップメーター付きでした。

また、純正ではない謎の頑丈キャリアが付いていました。

加えてフロント・リアサスともに調整可能でかなり本格的でした。

燃費 ★★★★★

キャブレターをメンテしたら40~45km/Lとなりました。さらにトライアル車なのに6.5Lの燃料タンクがあるので、一日林道で走り回っても十分な航続距離がありました。

まとめ

やっぱりバイクは試乗してみないとダメだなぁーと感じた一台です。

シーンが合えば最高の相棒なのですが、初心者嫁のツーリングバイクとして使おうとするにはちょっとハードルが高すぎでした。こちらの選択ミスでバイクに申し訳ないなーと思います。今は別オーナーのもとで、本来の林道探検にフル活躍しているはずです。

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