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今まででのWindowsでは……
パソコンを買い替えたからと、OSが入ったHDDやSSDを新しいPCに移したとしても、ブルースクリーンで起動しなかったりします。
ということで、Windowsの再セットアップが必要になったり、フォーマットして全部入れなおしたり、レジストリをいじって無理やり起動したりと手間がかかっていたもので、”やっぱりクリーンインストールすると気持ちいいなあ”などと虚勢を張っていたものでした。
Windows10の一番の利点だと思う
が、Windows10だとストレージを換装しただけでもなんとなく起動してくれます。
標準VGAドライバーとか、標準なんとかドライバーで取り繕ってくれ、ネットに繋げていると勝手にドライバーを当ててくれてちゃんと動くようになります。ハードウェアの壁に耐えて感動した!
とはいえ万能ではない
起動しないパターンもあります。
BIOSのPCから最近多いUEFIのPCに入れ替えたときです。
BIOSソフトウェアはパーソナルコンピュータ (PC) に組み込まれており、電源投入と同時に実行される。 主な働きはハードウェアを初期化して記憶装置からブートローダーを呼び出すことで、そのほかに キーボードやディスプレイなどの入出力装置とプログラムが相互に作用するための抽象化した層を提供する。 Wikipediaより *UEFIは、BIOSより安全な立ち上げか可能、らしい。
BIOSとUEFIは起動の仕組みがMBR(マスターブートレコード)とGPT(GUIDパーティションテーブル)で違うため、MBRのストレージをUEFIのPCで立ち上げると認識できず、エラーで止まるか無反応になってしまいます。
なんで変えたんじゃ!と思われますが、MBRだと対応しているストレージ容量が2Tバイトまでで限界が近づいていて、 GPTだと8ZiBまで対応していることも一因のようです。しかしZiB(ゼビバイト)ていくらだ?
このトラブルに遭遇するのはWindows7や8からアップグレードした古いPCのWindows10ストレージだと思います。
これを解決するためには入れ替え先の起動方法をMBRが読めるBIOSに変更する必要があります。
変更の仕方
起動時にF4やF7などでセッティング画面に入ります。
私のマシンだとUEFI BootをDisabledにすれば終わります。完。
他のPCだと、Legacy Boot On などと設定すればいけるようです。
これでセットアップをセーブして再起動すれば懐かしのBIOS画面が出て起動してくれます。
めでたしです。
いつまでもBIOSじゃいられない
だけども、このままBIOSブートのまんまだと次代のPCに入れ替えるときにUEFIオンリーになっていてどうしようもなくなるかもしれません。そのために、MBR2GPT.exeというMBRをGPTにするプログラムがWindows10(1703以降)に用意されています。起動方法は下記です。
- スタートボタン
- Windowsシステムツール
- コマンドプロンプト
- 右クリック
- その他
- 管理者として実行
- コンソール起動
- MBR2GPT /convert /allowFullOS
私のSSDはパーティションを切りすぎているのか、OSを上書きしすぎているのか、失敗しました。
↓失敗例
うまく行けば5秒くらいで済むので、今使っているストレージをBIOSしか搭載していないPCにストレージを戻すことがなければ、GPTにすることをおすすめします。私は失敗しましたが。
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