ジムニーシエラ EuroNCAP 星みっつで2018年最低クラス

クルマ

ジムニーの欧州版のEuro NCAP結果 ★★★☆☆

https://www.euroncap.com/en/results/suzuki/jimny/33370

欧州ジムニーの2018 Euro NCAPの結果が出ました。
1.5Lでオーバーフェンダーなので日本で言うジムニーシエラですね。
基本軽自動車ジムニーで、トレッド(タイヤ幅)を拡げたモデルですので、基本構造は軽自動車です。
また、前席エアバッグ、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグ付きで、自動ブレーキもデュアルセンサーサポートというまあまあのものが付いています。

これが星3つで、2018年の実測車で一番悪い部類の評価ということでした。
なぜそうなったのか、その辺り見てみたいと思います。

ドライバー評価 73%

数字は及第点ですが、乗員への各部へのダメージ図を見ると、結構危険に見えます。

Frontal Offset、いわいるオフセット衝突(車体の正面半分がぶつかる試験)だと、ドライバーダメージがかなり大きく、Frontal Fullの正面衝突だと後席乗員のダメージが大きい結果となっています。特に頭がWEAK結果となっています。後席狭いので、前席のヘッドレストレイントに頭がぶつかったんでしょうか。

対歩行者評価 52%

人を跳ねたときのときの評価ですが、コメントによるとボンネットの歩行者保護性能は非常に良好ではあるが、フロントガラスを支えるAピラーが固いためダメージが大きくなり、バンパーも足に対しての保護性能は良いが骨盤に対してはダメージがある、という評価となっています。これは歩行者エアバッグかバンパーを跳ね上げる機構がないとなんともならないところですね。

また、歩行者や自転車などに対しての自動ブレーキは、照度が低いところでは発動しなかった、自転車のような速度の早いものには反応しなかった、ということでかなり悪い結果になっています。JNCAPだとサポカーワイド(最高ランク)認定されているシステムですが、EuroNCAPだと対象的な結果になっています。

安全支援 50%

こちらも半分と低いです。
クルーズコントロールが固定式なのと、車線逸脱警報が警告だけで、ハンドル支援がないため得点が低くなっている模様です。
ここは価格を考えれば仕方のないところですが……。

軽自動車も輸出できるんじゃないか

で、今回私が述べたかったことは、ジムニーの安全性能低いという話ではなく、軽自動車ベースの車で★★★の結果であれば他の軽自動車も少しいじれば欧州輸出できるのではないかと思います。昔の中国車やタタ・ナノのように★0ではなく、★★★の結果ではあるのですから。

アルトやミラなどは、ボディ自体をワイドにして欧州で売っていましたが、現代の軽自動車はそうしなくても行けるのでは、とか思ってしまいます。

↓個人的に必要と思われる追加要件

  • ワイドトレッド
  • 高性能自動ブレーキ
  • ACC、ハンドル支援などの運転支援システム
  • カーテン・サイドエアバッグ

を搭載すれば四つ星取れて、堂々と売れるのではないでしょうか。
ホンダセンシング搭載のN-BOXあたりは今のままでも行けそうな気がします。

ジムニーはラダーフレームだから特別なんだ!という意見もあるかと思いますが、前型でラダーフレームのJB23ジムニーの衝突安全結果が特別いいかと言うとそうでもなく、現行JB64ジムニーのフレームがJB23に対し大幅に安全対策で補強されたという話もなさそうなので、モノコック構造の軽自動車もワンチャンスあるのでは、と思いますね。

この時のトップはホンダ・ゼスト。

ちなみに2017年の結果

去年の結果となりますが、EUの小型車も結構星みっつのものが多いです。
自動ブレーキレスだったり貧弱だったりで、そこで評価にケチがついているところもありますが、乗員・子供保護性能も見るとジムニーが特別劣っている事はありません。

フィアット・プントの星ゼロとか、フォード・マスタング(小型車じゃねぇ)の星ふたつとか、天下のトヨタでもセーフティパッケージではないアイゴはジムニーと変わらない星みっつとか、いろいろ面白いです。

ニュースによっては2018年の最低クラスの評価、だけを大きく報道しているところもありますが、こう見るとジムニーシエラは健闘しているのではないかと思います。

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