この記事のもくじ
前回までのあらすじ
省電力CPU Celeron J3160を搭載し、ACアダプター化し、消費電力11Wを実現したファイルサーバーマシンに140mmファンを3つ、120mmファンを1つ付けました。
結局22Wまで消費電力が上がり、省電力ファイルサーバーPCとして本末転倒という結果になりましたが、私はまだファン付きのファイルサーバーマシンを諦めません!
全開で回る140mmファン
問題は1000rpm全力で回っている140mmファンです。うるさいし、電力をフル消費しているしでこれをどうにかすることにしました。
ファンコントローラーを買う
ファンコントローラーといえば外部3.5インチベイか、5インチベイに取り付けるタッチパネルタイプが個人的に思い浮かぶのですが、ThermaltakeのVersa H18には外部向きのベイがありません。ということで、PCIスロットに付けるタイプのファンコントローラーを探して購入しました。
購入したのはTOOGOOのPC8チャンネルファンハブ4ノブ冷却ファン速度コントローラー12Vファン制御によるCPUケースHdd Vga PwmファンPciブラケットパワー用、です(長い)。
中華製かと思いましたが、台湾製でした。676円。安。
届いたファンコントローラー
海外発送品なので
納期は2週間と少しくらいかかりました。余裕を持って頼んだほうが吉です。
概要
安すぎたのであんまり期待していませんでしたが、ピンは4ピンタイプでパッと見はしっかりした作りです。
1つのボリュームスイッチで2つのファンをコントロールでき、計8個のファンをコントロールできます。
ボリュームスイッチの回りやすさがスイッチによって異なり、すんなり回るものと、やたら固いものとがあり、このあたりは安いだけあります。また、いきなり写真右端のピンが1本曲がってます。
注意点
電源はSATAを1個使います。
このため、電源のケーブル長と数によっては延長ケーブルが必要になる場合があります。
↓のようなものです。
また、フルサイズ長のPCIスロットが入るケースが必要です。ロープロファイルケースだと使えません。
取り付け
取り付けると下記のような感じになります。
派手さはないですが、ファンを調整するためには必要十分です。
取り付け後の内部は下記のような感じです。
左下に今回のファンコンが付いており、これ自体もブルーのLEDで光ります。が、惜しむらくは、取付方向の問題でLED発光部分が下側となりあまり目立ちません。
今回のファンの数は4つなので、ちょうど1ノブで1ファンをコントロールできるようになりました。
フロントファンからファンコンに伸びるケーブルがケース内の景観を乱していますが、裏配線すると長さが足りなくなるのでしょうがないです。下記のような延長ケーブルがあれば裏配線可能です。
ファンコントロールします
ボリューム0部分に合わせて電源を入れると、ファンは沈黙し発光もしていないので、ファンコントロールは機能している模様です。
ここからノブをひねってファンコントロールをします。LEDが光りはじめ、ファンがゆるゆる回り始めるギリギリのノブ開度としました。
消費電力量と時間あたり電気代は
22Wあったものが13Wとなりました。
0.6円/hだったものが0.3円/hと劇的に下がりました。
肝心のCPU温度ですが、そもそも元々スペックに対してオーバークールだったので、ゆるゆる回転でも十分冷えています。40℃いかないくらいです。
更に結構野太い音がしていたファンですが、速度を落としたことでかなりノイズが減りました。これであればPCつけっぱなしでも問題ないですね。
まとめ
ケースファンをたくさんつけるならファンコントローラーは必須ですね。
Amazonを見ていると今回のようなスロット型、ベイ型、内部取付型など色々あります。
タイプは取付ができれば何でもいいのですが、肝心なのは回転数の調整方法。
回転を無段階調整できるノブタイプか、タッチパネルで回転数を100rpmくらいで増減できるタイプがいいと思います。やっぱり自分で微調整できないとイライラするときもありますよね(自分だけ?)。
コメント