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GOLDEN FIELDのPCケースQ3056のレビュー

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つい買ってしまった……Q3056

かわいさに釣られて、ついGOLDEN FIELDのケース、Q3056を買ってしまいました。

当時Amazonで5,980円。なぜか現在値上がり中。

完成図は↓の感じです。

今回はここに至るまでの艱難辛苦を説明いたします。久しぶりに大変でした。

苦労の前にAmazonアフィをペタリ……欲しい方は、下の記事をよく見てからにしてください。

中身と付属品

  • ケース本体
  • マザーボード取り付け用のネジ
  • マザーボード取り付け用の六角スペーサー
  • マザーボードかSSD取り付け用のプラスチックピン
  • 結束バンド
  • コアラのステッカー大2、小1

説明書レスの漢の仕様。

スペック

  • 前面に120mmファン3つ装着可能
  • 上面に120mmファン2つ装着可能
  • 背面に120mmファン1つ装着可能
  • ケース内に120mmファン2つ装着可能
  • マザーボードはITXかmini-ITX
  • 電源はATX電源下付け
  • 裏配線可能
  • サイズ感はVersa H18の3/4くらい。奥行きが短め。
  • 他!

では、このあたりを鵜呑みした私が遭遇した苦労話をスタートします。

ファン関係

まず、ファンを取り付けるためにはABS製のフロントパネルとトップパネルを外す必要があります。留めている形状はクリップタイプです。他の同じタイプのケースは、いい塩梅の力で引っ張ると外れるのですが、このケースはクリップのテンションが相当固く、かなり力をかけないと取れません。何度もやってると壊れそうで怖いです。

前面120mmファンが3つ付かねえ!

フロントパネルを外すと、ケースファン用のネジ穴がお目見えするのですが、これに沿って120mmファンを取り付けようとすると、下図のように2つしか取り付けられません。

なので、下図のように取り付ける必要があります。ギチギチ。

一番上のファンは下図のように、ネジ穴がはみ出ます。

しかし、たまたまなのか、仕様なのか、ケースの突起が最上部の120mmファンをうまく固定する位置には来てくれます。

だがしかし下側は、完全にネジ穴より下に配置しないといけないのでフリー。

こ、これは駄目なケースの予感が……うっ!

ま、まあコアラがかわいいからいいか。

上面ファンは問題なく取り付け可能

上面25mmファンの2つは余裕で入りました。ここは良いところ。

背面ファンが取り付けられねえ!

背面ファンですが、トップフローの大手裏剣参を使うと、思い切り背面の取付部に干渉します。ここに取り付けるためには、CPUクーラーをサイドフロー型や小さなトップフロー型にする必要がありますね。ここはケースサイズがコンパクトめなので致し方ないところ……かな。

*mini-ITXマザーボードではなく、microATXのマザーボードに交換したら問題なくなりました。

ケースの仕切り板部分にファンが取り付けられねぇ!謎のネジ穴!

下図のように、ケースの電源とマザーボードの仕切り板部分に飛び出たネジ穴部分があります。これ、120mmファンが取り付けできる間隔で空いています。しかし、超ロング(30mmくらい?)なネジじゃないと留められません。もちろん付属してません。また、裏から取り付けようとしても、ネジ穴の切り方が逆なので留められません。

ケース内にファンが取り付けられそうで面白いなぁと思ったのですが、現在の手持ちネジだと無理でした。残念!

やっぱこのケース……はっ!

うん、コアラのためだからしょうがないね。

ちなみにファンは、下のファンコンで手動ボリュームコントロールします。

ファンはいつものUphere。

裏配線がむずい!ケースサイドカバーの合いが悪い!

ファン取り付け地獄が終わり、電源は普通に取り付けできました。というわけで配線。

裏配線はみんな同じルート

で、裏配線できますがこれがまた大変です。

ケースサイドカバーと筐体間のクリアランスがほとんどないので、黒いマジックテープが付いているへこんだ部分に電源・フロントパネル・その他ケーブル関係をはみ出さないように這わせる必要があります。なのでマザーボード横の穴は意味なし芳一。

あとCPUへの電源供給ケーブルが電源によっては短くて届かないかもしれないので、延長ケーブルを買っておいたほうがいいです。*ThermalTakeのやつだとノー延長ケーブルでOK、玄人志向はNGでした。

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ケースサイドカバーの精度

また、ケースのサイドカバーですが、かなり合いがシビアです。引っ掛け金具を上下きっちり合わせないと閉じることができません。金属カバーなのになんか歪んだような感じ、精度が悪……ウッ。コアラが……。

ゴホン、まあ、これはしっかりケースを閉じることができるので、他のケースのように中途半端に閉まったまま、無理やり背面ネジでケースサイドカバーを留めて、ケースサイドカバーのすそを曲げたり、ネジをナナメ入りすることがないから逆にいいかも(ポジティブ)。

いいところ

数少ないいいところですが、3.5インチ/2.5インチドライブ兼用の、手で取り外しできるドライブベイがあります。2.5インチ用ドライブはネジ穴が空いているので、そこに取り付けます。これは良いです。

ちなみに、マザーボード下側に、2.5インチドライブを取り付けることができるスペースがありますが、マザーボードより先に取り付けておかないとネジ穴が隠れてしまいます。つまり、マザーボードを外さないとストレージが外せないという一蓮托生感。なので、ストレージを取り外しする可能性がある人はこのドライブベイに取り付けるのが吉です。

そして完成へ……

完成したら、ケースにコアラ先輩のステッカーを張ります。

うーんシンプルでキュートなフロント。

そしてサイドのコアラ先輩もキュートです。

ただ、ステッカー貼る際にサイドカバーをウェスで脱脂拭きしたのですが、ウェスに黄色い塗料が少し付きました……まあ細かいところは気にしないですが、あんまり強い脱脂剤は使わないほうがいいかも。

サイドステッカーは巨大かつ薄いので、同時に丁寧に数箇所からゆっくり剥がしましょう。一方向からグッと剥がすと、コアラ先輩の耳とか、Luckyの文字の端っこがスパッと破れるので気をつけましょう。

また、ケースはファン用のフロント吸気口などございません。

  • フロントファンはサイドカバーの穴とフロントパネル下部から吸気
  • トップファンはサイドカバーの穴から吸気しトップカバー後ろのスリットから排気

という形となります。ちょっと密閉系ですが、今の所、温度が爆上がりはしていない(CPU最大50℃前後)ので大丈夫そうです。*ただ、フロント下から吸気する関係か、フロントファンにホコリが結構すぐたまります。

まとめ

さて、ここまで読んだあなた、このケースに挑戦したくなりましたか?それとも……。

その後

Versa H18で別のPCを組む機会があったのですが、このケースで散々苦労したせいか、普通だと思っていたVersa H18のネジ・サイドパネルのフィット感が神レベル、ケーブルの取り回しのしやすさが仏レベルに感じました。このQ3056、コアラと色が好きな人、もしくは修行したい人以外は買ってはいけ……ウッ……。

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