この記事のもくじ
タッチパネル式大型モニターは高嶺の花
このIoT時代、各会社では溜めこんだデジタルデータをBIツールなどを介して表示をするサイネージ(電子看板)が流行です(さびなーる調べ)。
というわけで、そのための大型モニターの需要が求められています(さびなーる調べ)。
また、データを閲覧者が見たいレベル・種類で切り替えるためにタッチで操作できる大型モニターが求められています(さびなーる調べ)。
が、タッチパネル式大型モニターはお高めです。
ノンタッチパネルだと、65インチでも15万円くらいですが、タッチパネルだと50インチで25万円弱からのスタートです。
儲かっている会社であれば、50万のタッチパネルモニターを100台導入じゃ!とかできるかもしれません。
が、大抵の会社だと1台入れるだけでも、上司や財布を握っている部署に「意味は?効果は?そもそも何を表示するの?サイネージの前にやることあるでしょ?!」などと言われながら結局没になるのです。
アイ・オー・データ機器のてれたっち
バッファローと並ぶ日本PCパーツ界の雄、I-O DATAからそういうビンボー会社にうってつけの機器が出ていました。それがてれたっちです。
下記のように、テレビや液晶ディスプレイにてれたっちを取り付けるだけで完成です。
46インチ~80インチのモニターに対応しています。
タッチ操作は専用ペンで行います。
あとはいくつか制約条件がありますが、詳しくはアイ・オー・データのサイトにて。
導入してみました
個人ではないです。会社でですので写真はご勘弁です。
購入したものは下記
壁掛けにするのでそれ用のマウントも購入しました。
- I-O DATAのてれたっち本体 9.0万円前後
- 同じくI-O DATAの55インチモニター 10.0万円前後
- てれたっち用ペン 3,000円前後
- 落下防止金具 2.0万円前後
- 壁掛け用のVESAマウントなど 1.5万円前後
- 労力 プライスレス
23.0万円前後で55インチのタッチパネルモニターができました。これに4.0万円くらいのブックサイズのミニPCをVESAマウントに放り込んで接続、表示しました。
んで、操作感ですが、ペンの反応や精度もよく快適です。さらに電池いらずなのがよろしいです。
また、ペンの先っぽは丸くてゴム樹脂っぽいので画面に傷をつけることもないです。
サイネージ用途や、プレゼン用途やらであればこれで十分以上ですね。
注意点
- 壁掛けの場合、壁の強度に注意しないといけません。また自分でやって万が一落ちると大変なのでプロの業者さんに頼んだほうがいい場合もあります。
- 表示するデータがなかったり、表示用の画面が作り込めていない場合はまず他にお金をかけた方がいいです。スクリーンセーバーを延々移すわけにも行かないので……。
- 4K対応モニターでしたが、4Kってかなりマシンに負荷がかかるので、ある程度のPC性能と、映すデータが本当に4Kサイズも必要なのか考えたほうが良いです。フルHDで十分な場合も多数。
- ペンが必要なので観光地の説明モニターみたいな不特定多数の人間が使う場合はペン紛失・破損の危険があるので高くても普通のタッチパネル式が良いと思います。
まとめ
さすが老舗らしく、トラブルなくスマートに使える製品です。
節約IoTを進めていくなら必須の製品です。
コメント