怪しいネット端末TD700はやっぱり怪しかった

パソコン
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オークションでTD700という端末を落としました

価格は300円でした。

こちら、ユナイテッドパワーというマルチ商法の会社の商材だった模様です。
機械に罪はないですが、過去の経緯をググって見ると、なんだかなあという感じになります。

で、届いたTD700。こう見るとただのDVDプレイヤーかレコーダーに見えます。
ただし非常に重いのです。10kgあるかも。

裏側を見てみると、どう見てもパソコン。
ラベルにはMade in KoreaのネットセットトップボックスTD700の旨が書いてあります。
Made in Korea……うっ、初期のソーテックPCがMade in Koreaで電源が1年せずぶっ壊れた嫌な思い出が……。

フタを開ける

中を開けると、PS/2端子が外からフタされています(下の写真右上のコネクタ)がMini-ITXっぽいパソコンでした。このMini-ITXっぽいボードがC3 800AMHzで、いわいる前回紹介したEPIA-C800とほぼ同じなのです。

中身は下記でした。

  • EPIA-C800互換っぽいMini-ITXっぽいボード
  • メモリ256MB
  • 40GBのWestern Digital社製の3.5インチHDD
  • 5インチベイ用のATAPI DVD-ROMドライブ
  • 150W前後の変な形の電源
  • 中身はスカスカの割にやたら頑丈で重いケース。

状態はすごく良くほぼ未使用品だと思います。
300円(+送料)でほぼ未使用のWindows98~XP時代のレガシーデバイスがゲットできそうだと喜んだのですが、電源など各コネクターがぶ厚いホットボンドでガッチリ止められていて閉口。これを取るのはなかなか骨が折れそうです。なのでこれをバラすのは一旦諦めました。
*後で取りました。手でぐいぐいやったらすんなり取れました。笑。

↓IDEコネクタですが、右はガッチリとボンドで止められていますが、左側はボンドがコネクタにかかっていないので外れます。作りが雑。

電源が変な形。ATX電源ぽくはあるのですが。

また、マザーボードがmini-ITXより微妙に大きく、microATXよりも微妙に小さいという微妙なサイズです。

DVDドライブは化粧パネルのスイッチ部分がフロントパネルと一体化していて、取り外して単独で使おうとするとみっともない感じになります。

ケースは給排気ファンなどもない、いわいる窒息ケース。

なんかどれも中途半端で嫌な予感です。

起動してみた

そっとネジを締めて起動すると、何事もなく起動しましたが起動画面からUnited Power。濃ゆい。

シェルも濃ゆい。
ケースの外にWindows XP 組み込みバージョンと書いてありますのでXPベースなのでしょうが、頑なにWindowsのシェルは出さないUnited Powerの謎シェル。

画面サイズは640×480で使いにくいです。そしてUPと関係ないであろう、料理バンザイの人(滝田栄)主演の映画の紹介が延々と流れます。

*製造元のサイトのアーカイブスを見たら、UPのシェルはただのロゴ替えだったようです。
↓が製造元のオリジナルシェル。ロゴ以外同じです。この韓国の製造元も現在ホームページがなかったり上場廃止だったりで怪しい。

ネット無し環境でできること

ネットに繋がっていないと、付属のオリジナルゲームかDVD鑑賞くらいしかできません。

このご時世このPCでネットに繋げるのは恐ろしいので、オリジナルの移動テトリスみたいな謎ゲーを10分くらいやって飽きたのでDVD再生を試してみました。

最近ドラマでリメイクされたユル・ブリンナーのウェストワールドを再生したのが下です。
見れなくはないですが、当時よくあったソフトウェア再生画質でブレブレです。

一通り見てみたあと、どーやっても普通のXPにできないのでHDDはフォーマットしました。
さらば変なUPシェル。

動作感と動作温度

動作はC3なのに意外と軽くサクサクですが、パソコンのファン音がうるさいです。だいぶCPUが熱くなっていると思うので、BIOSでチェックしてみます。

BIOSロック解除

ちなみにBIOS画面はロックがかかっていますが、00000000で解除できました。

このBIOS、CPU温度が見られるのですが、分厚いケースの保温性のおかげかCPU温度が71℃と高すぎました。たったの800MHzなのに。製造プロセスが現在の10倍近く大きい130nm~150nmなのでしょうがないですが。

というわけで

なんとかケース部分を横置きデスクトップ型PCケースとして再利用できないかと思っていたのですが、重い上に前述したように電源ファンの穴以外通気口が空いていない窒息ケースで、実際これだけ熱がこもるので再利用は諦めます。

まとめ

結局、パーツは下記対応にします。

・マザーボード:予備に取っておきます→サイズが変なのでそのまま出番なさそう

・ケース:窒息ケース。再利用しない→捨てました

・HDD:なんとか使えそう→3.5インチ40GBなので保管しっぱなしです

・DVD-ROM:なんとか使えそう→そのまま出番なさそう

・電源:これどういう規格なのであろうか。。。SFX?→お蔵入り

ということで、得るものございませんでした。

このマシンには、構成的にはただのロースペックXPマシンなのに、機能をだいぶ削ぎ落とされ変な会社のネット専用の端末にされたあげくマルチ商法の商材にされてしまった悲哀を感じました。

パソコンってのはもっとこう自由に使えるアレでコレだと思うのですよ……。

TD700の参考リンク

この人のはホットボンドがないバージョンだった模様。

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