シエンタ 2列シート追加とWLTP燃費モード

クルマ

シエンタがマイナーチェンジ

なにげによく売れているコンパクトミニバンのシエンタ。

初代は2003年から長い間作られまして、後継車パッソセッテが出たものの爆死したため、穴埋めで復活し2014年まで作られた異例の経緯を持つ車でもあります。

当時の日産キューブキュービック、ホンダモビリオという競合コンパクトミニバンの中では3列目が実用的な広さという評判で結構気になっていた車でした。丸眼でファニーでしたし。

その後2015年に歌舞伎役者的な隈取の顔と流線型の現行モデルにフルモデルチェンジし、2018年9月のマイナーチェンジでは顔の派手な隈取がやや薄くなり、シックなカラーが増えました。

後は自動ブレーキが強化されたりしています。

2列シート車が追加

そして今回の大きな変更は2列シート車が追加されたことです。昔、ノアとヴォクシーでYYとトランスXという2列シート車がございました。ひっそりと現れて、ひっそりと消えていった気がしますが、ニッチな層に受けていました。

今回のシエンタにはMCでその2列シート車が追加されました。

これはYYやトランスXの流れを汲んでいるものと思われます。またはジェイドに2列シート車が出てきたのでその対抗かもしれませんが、ジェイドの販売台数はトヨタの驚異にならないくらい少ないので、多分前者だと思います。

こういうミニバンベースの2列車だとセダンベースのワゴンより高く空間が取れるのでキャンプやバーベキューにもってこいですね。

3列車に対する変更点としては、2列目を畳んだときに荷室をフラットにつなげるため、荷室のボードが3列に比べて多少嵩上げされています。10cmほど室内高が少なくなっているようですが、それよりフルフラットになるメリットの方が大きいと思います。

夫婦+子供1人、時々親族、友人が来るというようなファミリーにはちょうどいい選択ではないでしょうか。

と言いつつも、3列シート車の3列目、床下収納です。普通のミニバンみたいな跳ね上げ式だと視界の邪魔になることがあるのですが、床下収納だとすっぽりと収まるので邪魔になりませんし広く荷室が取れます。
ということで、あえて2列車を選ぶメリットはあるかという結構微妙です。

ハイブリッドのJC08モードとWLTPモードの燃費差

で、このシエンタ、JC08モードとWLTPモードでの燃費記載となりました。

今まで10モード、10.15モード、JC08モードといろいろな燃費測定基準がありましたが、2018年10月からアメリカやEUと同じ基準のWLTPモードに変わります。マツダなどはすでにいくつかのモデルでWLTPモード燃費表記していましたが、トヨタのシエンタもHEVモデルはWLTPモード燃費が併記されるようになりました。

WLTPとは、英語: Worldwide harmonized Light vehicles Test Procedure の頭文字で、日本では「乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法」と日本語に翻訳される。
乗用車および小型商用車(英: LDV:Light-duty Vehicle)の燃費や二酸化炭素および大気汚染物質の排出レベルについて、国際的に整合した標準試験方法を定めるものである。
これにより、現在は各国や地域が独自に設定している排出ガス・燃費の試験サイクル・試験方法が統一され、自動車メーカーは一度の試験で複数の国・地域での認証に必要なデータが取得可能となることが期待されている。
Wikipediaより

そのWLTPモード燃費なのですが、JC08が28.8km/L→WLTPは22.8km/Lに減っているのがヒジョーに衝撃的です。

ガソリンのJC08モードが20.2km/Lなので、ガソリン車も同じくらいの減り幅とすると約16.0km/Lになります。ただ、既に採用されている米国やEUなどだとHEVに比べてICE(ガソリン)車の減り幅はHEVより少ないので、もしもガソリン車のWLTPモード燃費が18.0km/Lくらいになったとするとハイブリッドの燃費上昇割合がだいぶ減ってきます。

そもそもHEVの燃費が22.8km/LだとJC08モード時の28.8km/Lという数字より絶対的に少なく感じてしまい”燃費悪!”と思ってしまいますし、今までのガソリン車に対して+10.0km/L!みたいなインパクトがなくなりますね。

特にJC08モードだらけの現在、パッと見燃費悪いのか?と思われてしまいがちですが、それでも併記したトヨタは偉いです。トップの余裕でしょうか。

ということで、今後トヨタのプリウス(40.8km/L)、日産のノートe-power(37.2km/L)、ホンダフィットハイブリッド(37.2km/L)など燃費を売りにしている車種のWLTPモード燃費がどうなるのか楽しみです。

また、トヨタミニバン3兄弟、日産セレナ、ホンダステップワゴンの3車種のHVモデルもそれぞれ違うHV方式を取っているので、今回のモード燃費変更でどういう差が付いてくるのかということも気になりますね。

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