この記事のもくじ
前回のあらすじ
前回格安でチューンしたFrontier FRS102。
CrystalMark 2004R7だとスコア49399→96773までアップさせることが出来ました。
最後のウィークポイントとしてグラフィック性能がありましたので、今回はそこに手を入れて完了とします。
ビデオカードはGT610にした
ビデオカードは送料込み2606円の中古GIGABYTE GV-N610SL-1GIにしました。使用しているチップはGeForce GT610。ファンレスでロープロファイル対応です。インターフェイスはPCI Express x16。
しかし、ロープロファイル対応のブラケットが付いていなかったので、ブラケット無しで挿して動作確認し、対応ブラケットは別途注文しました。
とりあえずブラケットなしでも動くので、ドライバーを入れてハードウェア情報を確認しました。インストール後、燦然と輝くnVIDIAのアイコン。
このGT610、ローエンドなのでメモリバス帯域幅が64bitだったり、ちょっと古いのでメモリーがGDDR5ではなくGDDR3ですが、細かいところはいいんです!
しかし、頼んだブラケット565円+ビデオカード代を考えると3,000円チョイになるので、5,000円弱で買える新品のGT710にした方が良かったと思いました。もうこれはアフターカーニバルです。人間諦めが肝心。
ベンチマーク結果と実際の操作感
ブラケットなしだと触ると多少上下にブラブラするのが気になりますが、まあいいか、ということでベンチマーク。下記が元々のビデオカード追加前のベンチマークスコア(GMA3100)です。
下記がGPUをGT610へ交換後のスコア。
なんということでしょう。
GPU性能が一気に上がりました。ローエンドの極みの位置付けのディスクリートGPUでも、こういう用途だと十分使えますね。
スコアが念願の10万点を超え、実際の使用感の方もメニュー展開でもたつくことがなくなり、最近のWindows10がさくさく動くPCと変わらないレベルです。
このGPU、ファンレスですが温度も50℃前後くらい、ベンチマークなどで重い負荷をかけるても60℃前後と、なかなか優秀です。
かかったお金
- CPU : Core 2 Duo E7300 2.66GHz 900円
- メモリー : DDR2 PC-6400U 2GB x 2 1,465円
- SSD : ADATA 240GB 4,500円
- GPU : GIGABYTE GT610 1GB 2,606円
- 小物 : アイネックス PB-042 Intel純正クーラー用固定ピン 347円
- ロープロファイル ブラケット HDMI DVI 565円
- 合計 : 10,383円
1万円は超えてしまいましたが、それでも安いです。
この世代のPCならまだまだプラットフォームのポテンシャルがあるということを感じました。
結論
Core2以上が使えるCPUソケットがあり、PCI Express x16スロットがあれば、今でも十分使えるマシンになることがわかりました。
用途がネットかメール、ちょっとワープロくらいで、今の若干遅くなってきたマシンを買い換えるお金を出すほどパソコンへの投資優先順位が高くない場合、こういう安上がりの性能の底上げもアリかと思いますね。
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