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マウスコンピューターのLUV MACHINES Slim ARS310ENをレビュー
マウスコンピューターのスリム型PCのAMDモデル、ARS310ENのレビューです。
主なスペック
- CPU:A6-9500(標準)
- チップセット:B350(標準)
- メモリー:DDR4-2400 4GB(標準)
- HDD:1TB(標準)
- OS:Windows10Pro(Home→Pro +5,800円)
- その他:DVDスーパーマルチドライブ(なし→付けた +3,800円)
- お値段:58,892円(税込み)
よりによってA6-9500モデルです。Athlon200GEモデルは+5000円でしたけど、ここはあえてA6モデルです。
なぜか?
5000円安かったからです。消えゆくExcavatorコアを使ってみたかったからです(血涙)!
外観
フロント
フロントは価格の割におしゃれ。
SDカードスロットや音声ジャック、USB3.0ポートも2つ付いています。
中央mouseロゴの上のLEDはブルー・パープルに光ります。中央mouseロゴ下の真ん中の穴は吸気ファンです。そして右下のA6シールが輝かしいです。あーAthlonが(以下略)
リア
リアビューは変わった感じです。
というのも、今どき珍しいPS/2ポートが付いています。
業務用のMOUSE PROシリーズならわからなくもないですが普通のシリーズのPCでPS/2ポートというのも新鮮。
また、VGAポート、DVI出力、HDMIと3系統の出力が付いています。3画面出力ができるのか、はたまたAthlon 200GE系のように2画面までなのか?検証したいところです。
後はギガビットLANと音声関係、USBポートx6。
拡張スロットはPCI Express x16が1個、x1が2個ついています。スリムですが拡張性高めです。
ちなみに拡張スロットの一番上はプレートはついていますが、マザーボードの都合で使えないです。あと、LANカードが一枚刺さっていますが、これは私が後付したものなので標準では付いていませんです。
細かい気配り
LANカードの下のブラケットですが、ロープロVGAブラケットになりそうな切り欠きが入っています。
ビデオカード付属のロープロブラケットにってはケースに合わない可能性がありますし、中古ビデオカードだと変換ブラケットがついていないことも多いので、ケースにこういうかゆいところに手が届きそうにものをさらっと付けてくれるメーカーの気配りはとても良いと思います。
内部
内部パーツも見ます。ケースは外しやすいですが、逆にピッタリ取り付けるのが難しいので注意です。
マザーボードはASUSのPRIME B350M-A。やや古いやつですが、A6というCPUにしては良いマザー使っていると思います。このARSシリーズのラインナップがRyzenと共用だからそうなっただけだと思いますが。
メモリーはADATA 4GBの1枚差し。
HDDはシーゲートのバラクーダ1TB。普通ですね。私の疑似NASで使っているやつと同じです。
電源は300W BRONZE。AcBelのPCA023です。
CPUを見ます。
ソケットAM4で、CPUはA6だと思いますが、グリスで隠れています。やってきたばかりのPCのグリスを剥がす勇気もないのでそのままにします。
にしても最近のCPUのヒートシンクとクーラーは外しやすいですね。
総じて、可もなく不可もなくの普通のパーツ構成です。無難でいいと思います。
添付ソフトウェア
DVDドライブを付けたせいか、CyberLinkのMediaSuiteが入っており、DVD鑑賞やビデオ編集などできるようになっていました。
今まで、+3,800円もかけてドライブを後付するなんて、Amazonで1380円くらいのベアドライブ買って自分で付ければいいじゃんと思っていましたが、こういうソフトまで付いているとちょっと心が揺れます。
スペック調査
CPUはAMD A6-9500です。2コア2スレッド。
CPUのPassmarkは3021点。ノートパソコンの安CPUよりマシですが、デスクトップとしてはギリギリ。AMDにしては控えめです。FX-8800PあたりだとMAX35WでPassmark4500点くらい出ていて良いのですが、ソケットが違うので無理ですね。
ていうか性能を求めるならAthlonにせいという話でした。
GPUのPassmarkは956点。Kabylake世代CoreのHD630が1,120点なので安CPUにしては頑張っているかと。
いつものCrystalMark 2004R7で性能取ってみました。
左がARS310、右が比較用のMousePro P116B(CeleronN4100)です。
CPU性能を見ると、A6-9500はN4100に負けました。A6のPassmarkスコアは3021、Celeron N4100のPassmarkスコアは2335なのでもう少し伸びると思いましたがこのベンチだとイマイチ。
メモリー性能は遅し。HDDスコアは普通のHDDにしては善戦しています。
グラフィック性能はさすがAPUで、OpenGLスコアがすごいことになっています。この前の下記のMousePro S200Xのi7-8700よりも高くなっています。他は足元にも及びませんが……。
温度は下記の感じ。3.8GHzも回るので爆熱かと思っていましたが、エアフローが良いのかそんなに温度が上昇しませんでした。
ファンが337500rpmも回っているからさすがに冷えるのが早い(エラーだっつーの)。
まとめ
今回Excavatorコアを堪能いたしました。これで成仏できます。
普段使う分には問題ないですが、しかしイメージと世代的に5000円高くてもAthlom200GEがいいなァぁぁぁと思いましたね。
このシリーズは200GE搭載版がオススメです。
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