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今までブログで出てきた12台のPCのスペック比較
このブログ、さびなーるでこれまで紹介してきたPCのスペックを今回は紹介したいと思います。
というわけで下記のように表にしましたけれど、よくわからんので各性能でグラフにして比較して行きたいと思います。
表
第一線エリートデスクトップ
メーカー | マウス | iiyama |
PC | S200X | Style-IL11 |
CPUメーカー | Intel | Intel |
CPU | Core i7 8700 |
Core i7 7700T |
整数 | 182018 | 86419 |
浮動小数点 | 155388 | 71434 |
メモリー規格 | DDR4-2400 | DDR4-2400 |
メモリー | 85430 | 69337 |
ストレージ種類 | SSD | SSD |
ストレージ | 41823 | 40409 |
GPU | UHD630 | HD630 |
画面描画 | 22842 | 14682 |
Direct2D | 6233 | 5716 |
OpenGL(3D) | 16881 | 13457 |
整数演算能力に優れるノートとバランスの取れたノート
メーカー | Mouse | hp |
PC | P116B | 2170P |
CPUメーカー | Intel | Intel |
CPU | Celeron N4100 | Core i5 3537U |
整数 | 36763 | 34301 |
浮動小数点 | 19375 | 25605 |
メモリー規格 | DDR4-2400 | DDR3-1600 |
メモリー | 24111 | 37112 |
ストレージ種類 | eMMC | SSD |
ストレージ | 35827 | 43885 |
GPU | HD615 | HD4000 |
画面描画 | 4723 | 9138 |
Direct2D | 1529 | 6608 |
OpenGL(3D) | 3678 | 6703 |
二線級ローエンドデスクトップ
メーカー | マウス | Frontier |
PC | ARS310EN | FRS102改 |
CPUメーカー | AMD | Intel |
CPU | A6-9500 | Core2 Duo E7400 |
整数 | 28919 | 25211 |
浮動小数点 | 18726 | 15699 |
メモリー規格 | DDR4-2400 | DDR2-800 |
メモリー | 19461 | 13146 |
ストレージ種類 | HDD | SSD |
ストレージ | 15696 | 33866 |
GPU | Radeon R5 | GeForceGT610 |
画面描画 | 9096 | 6386 |
Direct2D | 3133 | 4442 |
OpenGL(3D) | 28746 | 18181 |
モバイルノート
メーカー | Microsoft | マウス |
PC | Surface Go | Luvbook-J |
CPUメーカー | Intel | Intel |
CPU | Pentium Gold 4415Y |
Celeron 3215U |
整数 | 24152 | 18468 |
浮動小数点 | 19279 | 11868 |
メモリー規格 | DDR3-1600 | DDR3-1600 |
メモリー | 30924 | 25998 |
ストレージ種類 | SSD | SSD |
ストレージ | 46634 | 44984 |
GPU | HD615 | HD(Gen5) |
画面描画 | 7370 | 7832 |
Direct2D | – | 4403 |
OpenGL(3D) | 6576 | 5078 |
一世風靡セピアのネットブック
メーカー | ASUS | ASUS |
PC | EeePC 1015PX | EeePC S101 |
CPUメーカー | Intel | Intel |
CPU | Atom N570 | Atom N270 |
整数 | 8501 | 5110 |
浮動小数点 | 5778 | 3474 |
メモリー規格 | DDR3-1333 | DDR2-533 |
メモリー | 6514 | 4492 |
ストレージ種類 | SSD | SSD |
ストレージ | 24798 | 12821 |
GPU | GMA3150 | GMA950 |
画面描画 | 1768 | 2083 |
Direct2D | 3076 | 2485 |
OpenGL(3D) | 518 | 674 |
生ける化石
メーカー | 自作 | 自作 |
PC | EDEN1号 | EDEN2号 |
CPUメーカー | VIA | VIA |
CPU | C3 1GHz | C3 600MHz |
整数 | 1576 | 874 |
浮動小数点 | 1028 | 562 |
メモリー規格 | DDR-266 | DDR-266 |
メモリー | 824 | 364 |
ストレージ種類 | HDD | HDD |
ストレージ | 4127 | 2476 |
GPU | GeForce6200 PCI |
UniChrome |
画面描画 | 1943 | 1280 |
Direct2D | 1305 | 722 |
OpenGL(3D) | 202 | 135 |
整数
普通の処理の時に使う性能。CPUのジェネレーション順を考えると順当な性能順です。
が、Celeron N4100が高すぎる気がします。4コアなので高いのかもしれませんが、実使用上は結構モッサリです。Gemini LakeのAtomは演算性能は高いのですが、そこまでサクサク感を感じないのはどうしてでしょうか。
また、世代がだいぶ古いCore2 Duo E7400がSurface Goの4415YやLuvbook Jの3215Uに対して善戦しています。ローエンドの性能が停滞しているのか、E7400が頑張っているのか、どっちでしょうか。
C3は友情出演です。
浮動小数点
3D処理などに使う分数の処理性能。Celeron N4100に対して、2170PのCore i5が逆襲。
Surface GoのPentium Gold 4415Yの浮動小数点性能もなかなか。バランスの取れたCPUです。
メモリー
CPUとストレージ間の飛脚。メモリーの規格による性能差というよりも、CPUの順列によるところが大きいですね。
Core i7 → i5 → i3 → Pentium → Celeronという順番で性能差が出ている感じです。また、CeleronもAtomベースのN4100よりCoreベースのCeleron3215Uが意地を見せた格好です。
ストレージ
いかに早くCPUが必要とするデータを出してこられるかの補助記憶装置の性能値。
SSDとeMMCとHDDがあります。SSDは種類がいくつか分かれますが、このリストにM.2 NVMeはなく、基本SATAのSSDです。SSD→eMMC→HDDの順番で差が出ています。eMMC(P116B)とSSD(他のスコアの高いもの)の差があまりないのが意外です。
画面描画
今のWindowsで使っているのか使っていないのかよくわからない、図形や罫線を描くGDI能力評価です。
メモリと同じくCore i7 → i5 → i3 → Pentium → CeleronとだいたいCPUの能力順になっています。ここで存在感を見せたのがA6-9500に載っているRadeon R5と、FRS102改のGeForce GT610。P116BのUHD600はAtomベースCeleronのせいかスコアが厳しいですね。
Direct2D
Windows Vista以降、通常画面の描画でも使われるようになった画面描画機能、Direct2Dの能力を測った結果です。
hpの2170pのi5-3437Uがトップに来ているのが意外ですが、このベンチ結果の数値が不安定なイメージが……。
A6-9500に載っているRadeon R5がいまいち伸びなかったのと、P116BのUHD600がEDEN1号のGeForce6200 PCIに追いつかれそうなのが印象的です。P116BのUHD600、CPU性能はいいのですが使っていてモッサリするのはこのあたりのGDI、Direct2Dの遅さが関係しているかもしれないです。
OpenGL(3D)
Windows Vista以降でのAero機能など、立体的なエフェクトや透過機能で使われているらしいOpenGLの評価です。また、3DCGソフトでの描画エンジンや、ゲームの描画エンジンとして使われています。
ここで存在感を出したのがA6-9500のRadeon R5。AMDのAPUの面目躍如です。あとはGeForce GT610がディスクリートGPUとして意地を見せました。Intel系はCPUの序列順となっている形です。
ここでも、P116Bの能力の低さが目立ちます。Gemini LakeになってもAtomベースは厳しい結果です。
まとめ
まとめてみた印象です。
- 安定のCore i7、i5系。
- 3D性能の一芸に秀でたA6-9500。
- CPU性能は上がったものの、描画性能の低さがアンバランスなCeleron N4100。
- CPU性能はいまいちでも、描画性能そこそこでバランスが良いPentium 4415YとCeleron 3215U。
- 老兵は死なずのCore2 Duo E7400。
- 快適に使えるのはWindowsXPまでのEeePC。
- ミイラ伝説C3。
昔のAtomもその後継のN系のCeleronも、使っていてモッサリ感がある理由が描画性能の低さなのかな、というのが伺えた比較結果でした。私の中のCPU選択序列は下記です。
Core i系>Pentium系>=AMD A6>CoreベースのCeleron>AtomベースのN系Celeron>>>Atom N>>>(紀元前と紀元後の壁)>>>C3
今後はAthlonやRyzenも使ってみて、実使用感とスコアから序列を付けていきたいと思います。
追加分
富士通 LIFEBOOK A576/N
Core i5 6200U / MEM 8GB(DDR4) / HDD 320GB / GPU HD520
マウスコンピューター MOUSEPRO-M592CV
Celeron 3855U / MEM 4GB(DDR4) / SSD 64GB / GPU HD510
ドスパラ8インチタブレット DG-D08IW2SL
Atom x5-z8350 / MEM 4GB(DDR3L) / 64GB eMMC / GPU HD400
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