Aspire5100の再生とAtomもっさりの謎

パソコン

今回紹介するPCをファイルサーバーに使った記事はこちら

ファイルサーバーPCを作る準備その2 : 引退したPCを再生して構築
前回はこちら 余っているPC再選定 前回1015PXを選定いたしましたが、時々使うことがあるのと思う所あり、やっぱりやめました。 ということで、ドスパラのノートPCを使うことにしました。下記の5102AMPです。ドスパラと...

Aspire5100というマシン

このマシンの最初のスペックは35Wのかなり熱を持つAMD Turion64というCPU、搭載メモリーが512MB、OSがWindows Vistaということもあり非常に爆熱でもっさりしておりました。

Vistaで使用していたまま別のPCへ移行したので、あまりいいイメージがないまま倉庫行きとなりました。

その後DVDドライブだけ部品取りしたり、メモリーを別マシンに流用したり、HDDを抜いたりと廃却まっしぐらの境遇でしたが、今回Asusの1015PXに次ぐマシなマシンがこれしかなかったのでこちらを再生してファイルサーバーPCとすることにしました。

再生までの過程

カバーを空けてお掃除

カバーを空けて、メモリー(写真中央)とSSD(写真下)を取り付けます。また、ファンやヒートシンク回りの掃除をするため、CPU・GPUに被さっていたヒートパイプを外しました。

ヒートパイプの衝撃

ヒートパイプを外すと、排気ファンと接する金属コアの部分に12年分のホコリがスポンジ状に溜まっていました。ここまで固まっていたのは初めてです。

このPC、使って何年か経ってくるとファンがガンガン回る割に熱風が出てこず、筐体が熱くなる傾向があったのですがこのせいだったのかも……。

恒例のグリス塗り直し

AMD Turion64 MK-38とAMDに買収される前のATI時代のRadeon Xpress1100チップです。

新しいグリスを塗るため、カピカピのグリスを剥ぎ取ります。にしてもC3に比べて遥かに小さいですね。

気配りごと

CPUの冷却のためのヒートパイプですが、ネジを外す・取り付ける順番が書いてありシロートでもわかりやすく作業できました。

対策後の温度

35WのCPUなので発熱は相変わらずですが、ちゃんとサイドから風が出るようになって心なしか温度が下がるのが早くなった気がします(プラシーボかも?)。

スペックの割にサクサク動く謎

性能スコアは1015PXより下

このマシン、デュアルコアAtomのネットブックAsus 1015PXよりCPUスコアが若干落ちます。実際、Passmarkのスコアも571点に対し513点ほどで低いです。が、シングルコアとしては善戦しているともいえます。

CrystalMark 2004 R7だとCPU・メモリー・ストレージ回りはほぼ拮抗。GPUのRadeon Xpress1100はGMA3150よりかなり高いスコアとなりました。

メーカー ASUS ASUS
PC EeePC 1015PX Aspire5100
CPUメーカー Intel AMD
CPU Atom N570(デュアル) Turion64 MK-38(シングル)
整数 8501 7224
浮動小数点 5778 5996
メモリー規格 DDR3-1333 DDR2-533
メモリー 6514 6274
ストレージ種類 SSD SSD
ストレージ 24798 23760
GPU GMA3150 Radeon Xpress 1100
画面描画 1768 2844
Direct2D 3076 3603
OpenGL(3D) 518 588

Windows7がサクサク動くAspire5100

CrystalMArkでは拮抗、Passmarkでは若干負けのこのAspire、Windows7 Proでもサクサク動きます。デュアルコアAtomの1015PXだとWindows7 Staterでもよっこらっしょという感じでモッサリ動作レベルなのでAspireに期待していなかったのですがうれしい誤算でした。

シングルコアのAspireにウィルス対策のMS-Essentialsを入れてもまだ1015PXより軽く動いてくれて、PCとしてはよっぽど1015PXより使えます。

こうなると逆に1015PXの不甲斐なさが際立ちます。

CPUスコアが低いのになぜAtom N570よりサクサクなのか?

メモリーは2GBで1015PXと一緒です。となると差があるのは先ほどのスコア面で差がついていたGPU。

CrystalMarkではGPU性能が1.4倍くらい高かったRadeon Xpress1100、PassmarkでのGPU性能差を見ていなかったので見てみました。

11倍も差がありました。

CrystalMarkの結果以上にPassmarkだと差が出ています。最近(Vista以降)のWindowsはDirectXを描画に使っているはずなので、このGPU性能の差がサクサクともっさりの原因なのかもしれません。

とはいえ、今のスコア基準(1万点とかね)からすると3と34だと誤差のような気がしますけれども、実際使用感がぜんぜん違うのです。

また、CPUスコアもAtomはデュアルでようやくシングルのTurionとどっこいどっこいなので、多コアに最適化されている近年のWindowsとはいえ、やはりシングルコアパワー勝負のところもあると思います。

実際、CeleronもAtomベースの多コアでスコアだけは高めのN4XXX系と、Coreベースでコア数少なめでスコア控えめ3XXXU系では後者のほうがサクサクしています。

結局まとめ

シングルコアパワーとGPUパワー差がもっさりの差!だと思います。

特に初期Atomに載っているGPUのGMA系は映ればよい性能お察し系GPUのようで、これが足を引っ張りAtom = もっさりイメージの模様です。

AtomとC3を比較した記事は下記で、やはり同様にAtomのもっさり感に違和感を覚えている記事です。

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