AcerPower1000をWindows10対応へ改造したが課題有

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ダイエットPCを手に入れる

2007年に出たAcerのダイエットPC、AcerPower1000というのがあります。百科事典サイズのPCです。

製品サポート

変なサイズのPC+AMD CPUということで、Socket 939のAthlon64 3000+からRyzenまでAMD時代が飛んでいる自分としては手を出さないわけには行きません。

とはいえ、使えない性能だと困ります。調べてみるとこのマシンはシングルコアのSempron 3200+搭載で今となっては非力なCPUなのですが、CPUソケットがSocketAM2なのである程度CPU換装の自由度が効くのもあり、400円(送料込1400円)で手に入れました。

基本規格

スペックは価格comなどで出てくるので、規格を調べました。

項目 種類 コメント
CPUソケット AMD Socket AM2 Athlon X2まで対応らしい
マザーボード Acer FC51PVG マザーボードサイズは独特
チップセット nVidia GeForce6150+nForce430
メモリー DDR2-533 SO-DIMM 256MB MAX2GBでしたが4GBまで確認
iGPU GeForce 6150LE GMA3xxxよりマシ
PCIE x16 1コ x2 1コ Ver1.1 PCIEの初期規格
SATA SATA2 300MB/s(スペックシート上は)

到着しましたのでお掃除

届きましたので掃除します。

下記がとどいたばかりのもの。シールの跡やら汚れやら色々とついています。

車用のパーツクリーナーを持ち出してきれいにします。

掃除後。

パーツクリーナーだとシール跡や汚れがすぐ落ちるのでおすすめです。

1本200円ぐらいです。

とりあえずバラしつつ起動

なにはともあれ動作確認です。

上部パネルを外す

ストレージがついていないので、一度バラす必要があります。リアのネジを1本外して、上部パネルをスライドさせて外すと、中身が見える状態になります。

スリムDVDドライブ+ストレージを取り付けるドライブベイ部と、本体とで2分割できるようになっています。

ドライブベイ部分には持ち上げやすいように取っ手がついていますので早速引き上げたいところです。が、スリムDVDドライブのコネクター変換ケーブルのネジを外してコネクター変換ケーブルを外さないと、その下のフラットケーブルが切れるので注意です。

また、ドライブベイと本体は1本のネジで繋がっているのでそれも外しておきましょう。

マザーボード部分

左上がメモリースロット、DDR2 SO-DIMMが2個です。

左下がCPUとクーラー。クーラーの裏に2つの排気ファンがついています。

右上はCMOS電池と懐かしのmini-PCIスロットです。

起動させてみる

ドライブベイにSSD、メモリーを2GBx2の4GBにしてSempronのまま起動してみました。

かったるいですが一応動きます。意外や意外、実用的ではないですがウィンドウなどはキビッと開きます。Atomのように最初からすべてを諦めている感じではないです。

GPUがGeForce 6150 LEで、GMA系より描画性能がマシなのもキビッと感につながっているのかも。

ただ、15分くらいでマシンがフリーズしてしまいます。Sempronに最新OSは荷が重いのか……とこの時は思っていました。

秘密兵器Athlon X2 5050e

ここでCPUをSempronからAthlon X2 5050eに変更します。

このCPU、デュアルコアでAM2省電力CPU中最速の逸品です。

  • Sempron 3200+はPassmark値354点で62W
  • Athlon X2 5050eはPassmark値1343点で45W

1343点あれば、Windows10がある程度快適に使えるだろうなぁということでチョイスしました。

色々コミコミで2,000円でした。

クーラーを外すと、硬化したグリスとCPUがお目見えします。

パーツクリーナーで脱脂するとSempronマークが見えました。

Athlon X2 5050eに換装します。

スイッチオォ~ン。

無事にWindows10が起動し、HWiNFOでAthlonが認識されました。

温度は50℃~という感じ。

結構高いです。

フリーズ問題

5050eにCPU交換したことで操作はそれなりにキビキビとしています。

が、やはり15分ぐらいでフリーズします。BSODも出ずに停まるので熱暴走か何かかと思いましたが、我慢して20分ほど放置していると出ましたBSOD。メッセージはDPC Watchdog Violation。番犬違反?

DPC Watchdog Violationの対策

何かかっこいい名前ですが、デバイスが10秒以上応答ない場合にシステムを問答無用に落とす無慈悲なWindows10の仕様から来るものの模様です。

対策

最新Windows10対応のnForceドライバーを入れると赤枠部にnForceのSATAコントローラーが入るのですが、これを更新して下記の標準コントローラーにすると止まらなくなります。

このPCに関してはWindows10標準ドライバーがいいかもしれないですね。

が、しかし……

安定稼働するようになりましたが、稼働していると熱がすごいことになってきました。Youtubeなどを見ているとリアの2基のファンが爆音を上げて回り始めます。

CPUもSSDも60℃オーバーとなり心臓に非常に悪いです。

冷却選択肢のなさ

冷却のためファンを追加しようとしても、VGAカードのファンのような小さいファンピンなので代替が効きません。

ヒートシンクから低いファン付きクーラーに換えたくてもマザーボードに普通のファンの電源がありません。

困った。

とりあえずCrystalMarkベンチマーク結果

考えているウチにとりあえず、CrystalMarkを走らせてみました。

結果

点数は67646とかなり低め。CPU性能はCeleron 3215Uに拮抗していますが、メモリーDDR2とストレージ周りSATAの世代の古さが効いているようでそれらのスコアが3215Uを搭載しているマシンより3万点ほど低いです。

トータルスコア10万点未満なので、Windows10を快適に使うには点数上は厳しいレベルですが、動作自体は結構キビキビしています。

ただ、やはり問題は……

やはり問題は熱

ベンチマーク中、沸騰したヤカン的に爆音を奏でてツインファンが回っていました。

温度も70℃近くまで行ってしまい、常用すると胃が痛くなりそうなレベルです。ファンを排気から吸気に向きを変更してみましたが、今度はSSDの温度が爆上げするという結果となりました。吸気にするとCPUの熱気を帯びた風が筐体全体に回るんですね。

OSを軽いLinuxにするとか(使いにくい~)、Windows7にするとか(2020年で終わりだァ~)、ありますが、()内の心の声がうるさいのでどうしようか迷っています。

ダイエットPCは諦めて、普通のマザーと普通のケースで組むか……あれ?

その後、冷やした記録

AcerPower1000を外部冷却してWindows10対応にした
前回までのあらすじ SempronからAthlon X2 5050eに換装、メモリー1GB→4GBに増強したものの、爆熱すぎて使用をためらっていたダイエットPC、AcerPower1000。 これをどうにか冷やした話です。 ...

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