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前回など
Windows10を快適に動かせる安いビデオカード探訪 : スコア編
Windows10を快適に動かせる安いビデオカード探訪 : 実使用感編 GeForce GT 200系
スコアはわかったけれど実際重要なのは
前回も述べましたが、ベンチマークのスコアも重要ですが、リアルワールドではカードのサイズ、消費電力、熱さ、騒音が重要になってきます。
ということで前回GT 200系を紹介したので手持ちの600系を紹介します。
なぜGeForceしかないのか?
ハードオフ他にRadeonもあったにはあったのですが、HD5770などは消費電力108Wという化け物だったり、あとはDVIしかないボードだったりと縁がありませんでした。S3のChromeあたりを使ってみたい気がしますがまず見かけません。
やはり中古の質と量ではシェアの高いGeForce系が無難でしょう。
というわけで、手に取るのはGeForce系になってしまうのです。
GeForce GT 610
GIGABYTEのGV-N610SL-1GIです。ファンレスです。
なんだか最近マザーボードもGPUもギガバイト率が高くなってきました。
成績振り返り
- Passmark : 350点
- CineBench : 17.70fps
- ドラクエXベンチマーク : 2093点(やや重い)
スペック振り返り
- サイズ : ロープロファイル対応
- メモリー : GDDR3 1GB
- 出力 : HDMI、DVI、D-sub(ロープロ時はなし)
- スロット : 1スロット
- 消費電力 : 29W
- 冷却方法 : ファンレス
- 外部電源 : 不要
感想
長年愛用しているビデオカード。
GT 610は29Wの省電力GPUのためこのカードはファンレスです。シザーハンズのジョニー・デップの髪型のような爆発形のヒートシンクがついています。
性能は映れば良いレベルクラスですが、それがまたけっこう頑張って映るレベルなので重宝します。今の所Windows10では十分。
短所としては、ファンレスゆえの宿命かヒートシンクがかなり熱くなりますのでケース内にエアフローは必須です。また、ヒートシンクが重くカード全体で580gあり結構ずっしりします。
ヒートシンクが巨大なため、補助電源他のケーブルが引っかかりやすいところもあります。
とはいえ、ファンレスなので旧パーツで静音PCを組む場合はいい感じです。
評価 : ★★★★☆
購入時価格 : 2,500円(ヤフオク!送料込み)
GeForce GTX 650
GIGABYTEのGV-N650OC-2GIです。
人生初のGTXシリーズです。ファンの形とボードの短さから亀っぽい風貌です。
成績振り返り
- Passmark : 1,835点
- CineBench : 37.76fps
- ドラクエXベンチマーク : 5,901点(快適)
スペック振り返り
- サイズ : フルサイズ
- メモリー : GDDR5 2GB
- 出力 : HDMI、DVI x2、D-sub
- スロット : 2スロット専有
- 消費電力 : 64W
- 冷却方法 : 大型ファン x1
- 外部電源 : ポートあり必要
感想
人生初の高性能(?)GPUを手に入れました。Passmarkの数字1,835点はもう少し頑張ればGT1030のPassmarkスコアに到達します。
ドラクエXベンチマークの動きとスコアが今までのものと全然違うことに感動してしまいました。
また普段の消費電力は10~15W程度のようで、負荷のかからないときのシステム消費電力はGT 610とほぼ変わらないレベルでまたしても感動しました。
ファンはゆるゆると冷却する大型タイプのため騒音はほぼしません。
カード幅はフルサイズなので補助電源ケーブルのテンションが気になる時はありますが、ボードの長さが短いのでケース内のケーブル取り回しが比較的楽です。
評価 : ★★★★★
購入時価格 : 2,500円(ハードオフ)
まとめ
GeForce GT 200、600系の計4点のビデオカードを見てまいりました。
個人的に、ビデオカードにファンがついているとうるさいし電力面で悪!と思っていました。が、ファンがあればヒートシンクが小さくできてボードが軽くなります。
また、静か+回転コントロールの効くファンであればそんなにうるさくなかったです!ということに今更気づきました。
今後も色々探していきたいと思います。
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