この記事のもくじ
GMA3600/3650とWindows10
Cedertrail世代のAtom(N2800など)に統合されているGMA3600というグラフィックチップがあります。中身はPowerVR SGX545というものです。
このAtom N2800が搭載されたマシン、マウスコンピューターのLuvbook m LB-150Sがあります。
で、このマシンが、というかGPUが32bit Windows7以外のドライバーが提供されていないため、Windows10へのアップグレードは互換性がないため実行できないという始末。
N270などの初代Atomはアップグレードできるのに不公平です。N270はアップグレードできてもトロくて使いものにならないですが。
インターネッツに漂っている情報によると、ドライバーを作っていたイマジネーションテクノロジー社がAppleとの間でごたごたして潰れたか事業精算したかで、最新版が提供できないとかそういう理由のためみたいです。ユーザーには関係ないですけど。
で、なんとなく最近のWindows10アップグレードプログラムを試してみたらすんなりインストールできたのですが、起動したら画面の解像度が800×600、ドライバーは非pnp標準ドライバーということでやっぱりダメ。
解決策はあるが……
解決策を探していたら出てきたのがこちらの海外サイト。
↓
WINDOWS 10 AND INTEL GMA 3600: MAKING IT WORK
・最初に入っている非pnpドライバーを消す。
・Linuxなど別のOSで起動して、WindowsApps、SystemAppsフォルダーを消す or フォルダー名を変える。
・Windows7 32bit用のGMA3600ドライバーを入れる。
スタートメニュー、音量調整、WiFi設定など使えなくなるけど、Classic Shellやショートカットキー、代替ソフトでなんとかしてね、という豪快な対策です。
肝心のClassic Shellが開発終了してしまった今、厳しいですね。
ちなみに私はUSBに入れるタイプのLinuxがあるのでやってみようかどうか悩みましたが、どう考えても不便そうなので結局元のWindows7に戻しました。でも戻したらWindows7が起動途中でブルースクリーンになってしまったので結局7をクリーンインストールです。泣!
LINUXはどうか
Windows7、10についていけなくなったPCの最後の駆け込み寺LINUX。
ということで、今度はLinux入れて再生しようと思ったのですが、結果は下記です。
- Linux mint 18.3 → 起動中にブラックアウト
- Puppy Linux Xenialpup 7.5 CE → 起動中にブラックアウト
- Zorin OS lite 12.2 → 起動中にブラックアウト
- Fedora 18 → 起動中にブラックアウト
で、調べてみると先程のWindows10と同様、GMA3650のドライバ関係のようです。
やっぱりおまえか>GMA3650
許すまじ、Imagination Technology(もうほぼ潰れているけれど)
つーか、LINUXが起動しない有様なので、前述のフォルダーを消す技は使えないですね。
ということで、このCedertrail世代のAtomは実質Windows7 32bit専用決定です!
まとめ
D2500、D2550、D2560、D2700
N2600、N2650、N2800、N2850
上記のAtomは注意です!中古PC買う時は気をつけて!
コメント