日産デイズルークス(B21A) Gターボ レビュー

クルマ

ラモデルブからの旧記事の転載+加筆です。

デイズルークスハイウェイスター Gターボ(B21A)2WDを購入したのでレビュー

嫁の育児カー+今後の我が家のメインカーとなるので、スライドドアでターボ付きのこれにしましたが、果たして今までのメインカーのデュアリスの代わりとしてどうなのか?ダウンサイザーにも満足できるのかどうかレビューです。

エクステリア ★★★★☆


スーパーハイトワゴン系の中でも個人的には一番好きなデザインです。
箱になりがちなスーパーハイトワゴン系ですが、フロント・リア共に抑揚がついてて乗用車っぽいです。

インテリア ★★★★☆

メーター

自発光式で見やすいです。兄弟車のデイズと共通化と思いきや、デイズの青ではなく白ベースのメーター。

デザインは良いのですが、使い勝手は若干不満。
正面のディスプレイでオドメーター・平均燃費・アイスト時間などポチポチとバーをクリックして入れ替えながら見るのですが、表示できる数字の種類が多いので、オドとその他を並行表示できるようにしてほしかったです。できれば2本のバーで任意の2種類の数字を選択式で見られるようにしてくれるとベストでした。

ちなみに、当初の平均燃費表示モード(画面表示がA)はエンジンオフで毎回リセットされてしまっていました。
燃費が悪いので累積燃費を出したくないのかと思いましたが、残り走行可能距離モードでバーを長押しすると、平均累積燃費表示モード(画面表示がB)になりました。

インパネ周り

インパネはカチカチのプラスチックですが、質感は高いです。ノートやマーチより上質だと思います。
ただ、ところどころテカテカのピアノブラックパネルなのでホコリが気になります。
柔らかい布を常備して置いたほうが良さそうです。

ハンドルは革巻きで立派。デュアリスはテカテカ系の革でしたが、これはつや消し系の革です。持ちやすさは文句ありません。ただし、下半分内側のピアノ調加飾部分に指紋がつくのがイヤですね。全面革にしてほしかった。

エアコンのクセが強め

タッチパネル式。
ポジションの関係もあるのでしょうが、ボタンが遠め。
ボタンによって微妙な凹凸を付けていたり、タッチ時の音が違うなど工夫はしているのですが、ダイヤルとボタンを併用しているアナログ型のほうが使いやすいと思います。

また、下記のクセがあります。

  • 設定温度を18.0度に下げると送風モードでもエアコンが自動的に入る
  • 内気・外気を操作しただけでオートエアコンが切れる

ワゴンR(MH34)やデュアリスもオートエアコンでしたが、上記のことはなかったです。

シート

シートはプレミアムグラデーションインテリアにしたので高級な段階的色調変化な内装と座席になっています。
広さ・高級感はデュアリスより上だと感じます。見た目のね。
フロント・リア共に、座面がそこそこ長く、クッションの硬さもまあまあいいです。スペース系軽自動車だと、座面を短くしたり、ただクッションが硬いだけだったりで、広いけどなんだかなぁな車も多いのですがこれはしっかりした部類です。

ネガな部分としては、テレスコ調整(ハンドルの前後調整)がないのと、シートリフターが座面だけ上下する20年くらい遅れているタイプなこと。ワゴンR(MH34S)のシートリフターは一番下のFXグレードにも関わらず、ちゃんと全部上下するのですが(ただしオプションでした)。ワゴンRもMH35になって下位グレードにシートリフター自体がなくなったのであるだけ良いのかもです。

と、色々見ると、デュアリスの腰痛と無縁のできの良いシートが100点としたら65点くらいのシートかな?と思います。ちなみにワゴンRは35点くらいです。

スライドドアは、両側オートスライドで便利です。
欲を言えば、閉じているときにキーのロックボタンを押したら予約ロックされる機構があると良かったです。
また、もうちょっとだけ(5cmくらい?)ドア開口部が広いと、赤ちゃんをチャイルドシートに乗せるときにやりやすいです。

荷室は後席を後ろに目一杯スライド量した状態だとかなり狭いです。
3~4人で旅行に行くときは、後席のスライドを真ん中くらいにしておかないと厳しいですね。それでも4人だと3泊4日分くらいが精一杯かと思います。

装備 ★★★★☆

ハイウェイスターGターボなので、色々ついています。

  • 両側オートスライドドア
  • ステアリングスイッチ(音量、選曲、クルコン)
  • クルーズコントロール
  • 自動ブレーキ
  • フォグランプ
  • LEDヘッドランプ
  • アイドリングストップ
  • 熱線カットガラス
  • シートヒーター
  • オートハイビーム

などなど。
個人的にポイント高いのは、リストに無いですが、プッシュ式のドリンクホルダー。
樹脂に穴開けっぱなしの軍隊の食事トレイ式は嫌いなので、押してシュッと出てくるこれがついてて良かったです。

クルコンは操作が簡単で便利。速度調整もやりやすいです。
追従式ではないのが惜しいですが。

その他、軽くウィンカーを出すと3回だけ点滅する機構、ライト点けっぱなしでも自動的に消してくれる機構、キーロックするとミラーを閉じる機構、リアに入れたときにリアワイパーを動かしてくれる機構、などの三菱の伝統の気配り機構ETACSが付いています。気を配るのは他の箇所だろうというツッコミはやめて下さい。

動力性能 ★★★★☆

3B20エンジンターボ付きです。車重が960kgと他のメーカーのものより120kgほど重いため、早いという感じはありませんが、ちょうど良い塩梅で加速させてくれます。しかし重すぎぃ。エブリィバンより重いとは。

NAに比べて、スタートから全域でトルクアップしている感があります。NAの3B20にはガッカリしたものですが、ターボの3B20がこれだけ走ってくれれば文句ないです。一昔前のスズキのマイルドターボ車の感覚によく似ています。

トランスミッションはこの世代の日産三菱スズキの軽で常用されているJATCOの副変速機付きCVT。トルクがNAよりあるためか、ワゴンR(MH34S)で気になった変速ショックは感じません。遮音が聞いているのもあるでしょうが、せわしなく変速させているなという感覚はありません。ボディをトルクに乗せて自然に加速させてくれます。これだったら不満ないです。

また、エンジンがスクエアストローク(エンジンの気筒の径が直径・長さが同じ 断面を見ると正方形)で高回転向きなことだけあって、高速で加速すると軽にしては意外にもドッカンと加速してくれます。

ハンドリング ★★★★☆

スーパーハイトワゴンなので全然期待していませんでしたが、結構いいです。
パワステの重さもちょうどよく、カーブなどでも怖いと感じることはありません。MH34Sよりよっぽど面白いです。
ただ、L字カーブや道路に出る時など、低速で大きくハンドルを切った後、加速しながらハンドルを戻す時、思ったよりクイックにハンドルが回るのでひやっとします。これは慣れでしょう。
それ以外はドッシリと真っすぐ走ってくれます。

乗り心地 ★★★★☆

これもスーパーハイトワゴンであること、以前借りたデイズがイマイチだったので全然期待していなかったのですが、NVH結構いいです。

騒音は遮音が効いていてまあまあ静か。ターボなので、高回転時の3B20特有のキンキンしたエンジン音が入ってくることもなく、風切り音やロードノイズもかなり抑えられています。

振動はハンドルからエンジンの振動を感じたりエアコン入れたらフロアが振動したりすることもなく快適です。
サスペンションもしっかり仕事していて、段差もきちんといなしてくれます。低扁平の15インチタイヤを履いているのでターボ軽によくある突っ張ったゴツゴツ系の乗り心地かと思いましたがいい意味で裏切られました。
デュアリスを100点とすると、70点くらいです。MH34Sは39点でギリギリ赤点。

燃費 ★★★☆☆

250kmほど走って満タン法で16.7km/Lでした。車載表示は15.7km/L。
嫁のちょい乗りが増えてきたり暑くなってくると悪化してくるかも。と心配していましたが、案の定夏場はエアコンガンガン効かせ、かつ短距離のちょい乗りばかりだったので9.5~11.0km/Lほどでした。泣き!
MH34Sは似たような状態でも13.0~15.0km/Lでした。

また、ターボですがアイドリングストップがついています。
スズキのエネチャージやデイズシリーズのNAグレードのようにバッテリーアシストがないのでアイドリングストップ時間はだいぶ短いです。MH34S比半分くらいの時間かな。
ただし、アイドリングストップ前後の停車マナーはこちらの方が良いです。MH34Sは停止前後に結構ガクガクしてCVTのプログラム書き換えを何度かしているのですが、この車はそんな変な挙動もなくスムーズです。

総評 ★★★★☆

燃費偽装だモグリ検査だと三菱・日産共に色々あったことと、初期のデイズシリーズ(NA)に試乗して動力性能にガッカリしていたこともあって全然期待していなかったのですが、予想外に良いクルマになっていました。

最初から新開発エンジンで、内装・外装をこのクオリティで出していたらもっとシェアが取れていたんじゃないかなと思います。または、ターボを選べるグレードをもっと増やす、など。
と、いってもすでにアフターカーニバルですし、私が気にすることでもないのです。

デュアリスからの乗り換えとしては、シート・乗り心地・荷室の広さで若干心配な面があるものの、どうしても嫌だ!というわけではなく納得できるものです。

ひとつネックとしては、このクオリティを手に入れるために全部コミコミ220万円(ここから値引きを引くけれど)を支払う必要があるということです。維持費の安さでペイするとはいえ、色々な他のクルマへの選択肢も広がる値段ではありますね。

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