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2代目のモコに乗っていた
若干昔の話ですが、デイズルークス納車待ちの間、3週間ほど2代目の日産モコに乗っていました。
中身はスズキの2代目MRワゴン、ママワゴンとして売り出していたクルマです。
日産向けOEMとして、フェイスやシートを手直ししたのがモコになりますが、売れていたのはモコの方でした。
当時、日産がワゴンRをチョーダイ、と頼みましたがその時のスズキの屋台骨ワゴンRの台数が食われると困るので、MRワゴンを仕立てたとかなんとか。
そしてこの2代目MRワゴンのベースは3代目ワゴンR。実家の車が3代目ワゴンRで、ツンケンした乗り心地であんまりいい感触がないのですが、ママワゴンとしてソフトになったのかどうかいかに?
★エクステリア ★★★☆☆
もともとのMRワゴンに比べると、キリッとした顔になっています。
当時の日産のCIだったウィンググリルスタイルです。誰ですが豚鼻というのは!
2006年当時くらいは軽自動車のモコも普通車のマーチもそれなりに売れていました。
統合だなんだですっかり日産のラインナップが寂しくなった2019。2020とか2021になったら、2010~2019年ごろは暗黒時代だったなーなんて振り返ることが出来るのでしょうか。相変わらずなんでしょうか。
テールは当時の日産車ぽいです。全体の卵型の流線型、縦長テールランプなど、結構日産のスタイルに寄せてデザインされていたのですね。
もともとのMRワゴンがこちら。これはこれで好きです。
クルマのサイズでこのスマイリーな顔が迫ってくるとなかなかシュールでした。最後の方のMRワゴンWitはメッキグリルを入れられていた気がします。
★インテリア ★★★☆☆
デザインは良いです。
現行のデイズに比べるとインパネのプラなどの質感はイマイチですが、収納スペースは充実しています。
前席・後席シートはMOCOの刺繍が入っていておしゃれです。
ただ、座面は前後とも硬めで短めです。ベースのワゴンR(MH22S)とほぼ同じ。
後席です。
目一杯後ろにスライドした状態。現在の軽と比べるとやや物足りないかなと思いますが、今の軽が広すぎるだけで十分なスペースです。
荷室。結構広めです。
シートスライドするので広さを調節できると思いきや、シートスライドしても荷室の床面の広さは変わらないのはベースの3代目ワゴンRと同じです。意味ないかも。
同世代のムーヴなどはシートスライドで床面の広さも変わるようになっていたので、4代目ワゴンRからは同様の仕組みに変わっていました。
★装備 ★★★☆☆
特筆すべき装備はターボ・エアロ・フォグランプ・オートエアコン・インテリジェントキー。
ここまで装備したら革巻きステアリングが欲しかったですね。
また、シート調整のチルトステアリングとシートリフターがないのはマイナスです。
★動力性能 ★★★☆☆
60馬力、トルク9.0kg弱ののマイルドターボが載っています。
トランスミッションはJATCO製の4AT。
このターボ、NAのトルクを一回り太らせた感じで扱いやすいです。ただ、古い4ATなので発進時の段付き感と高回転で走ってる感があります。私は巡航時に一気に回転を落としてくれるCVTの方が好きです。
ターボのためか、バイパスなどでスピードが乗ってきた時の力感はいいです。スピードの維持が楽ですね。これはよくできていると思います。
★ハンドリング ★★☆☆☆
3代目のワゴンRと同じ硬い感じがします。
なんというか、カーブなどで飛ばすときにはちょっと力入れないとだめな感じです。
しなやかに曲がるというより無理やり曲げてる感があります。タイヤが浮きそうで怖いです。
パワステもギクシャクしていて古さを感じます。
★乗り心地 ★★☆☆☆
これも3代目のワゴンRと同じ感じです。硬い。
段差に乗るとボディ全体が跳ねる感じ。全然ママ向けワゴンじゃなかったです。
NVHもイマイチ。外の音やエンジン音、色々な音が盛大に入ってきます……。
★燃費 ★★☆☆☆
結構な距離をバイパスでノンストップで走っていたつもりですが、14.0km/Lくらいでした。
アイドリングストップがないので信号待ちで平均燃費表示の数値がどんどん減っていくのが心臓に悪いです。
★総評 ★★★☆☆
動力性能他、出た当時は十分以上の性能だったと思うのですが、最近の軽自動車に乗っていると、いろいろな面で古さを感じてしまいました。最近の軽のパワトレ・ボディの進化を感じます。
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