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素人が振り返る2019年度の日産決算 頑張れ日産

日産
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頑張れ日産

私は新型ルークス納車待ちの身だし、会社がなくなってもらっては困る!

というか、日産とホンダあたりがもっと頑張ってトヨタを追い詰めてもらわないと面白くない!!

赤字6,712億円の衝撃

コロナ影響、日本市場の冷遇っぷり、北米市場で薄利多売したことによるブランドイメージの毀損、ダットサンブランドの安かろう悪かろうのアジアシェア失陥の大失敗、これらを先導した人の国外逃亡、テスラにEVイメージ取られるとロクなことがありませんでした。

しかし、どうせ赤字は多くて1,000億円くらいだろう、と思っていましたが、6,712億円という衝撃的な金額でした。

9ヶ月分はギリギリ黒字だったよな?最後の3ヶ月に何があったのか?

と発表資料を見まして納得しました。

構造改革のための減損処理がポイント

ポイント

  • 構造改革費用費用内の固定資産減損で586億円
  • 事業用資産の減損損失で4,634億円
  • 合計5,220億円

この減損、減損損失というのがポイントです。

そもそも減損損失って何?

私が聞きたいです。

が、なんとか調べてみました。財務素人なので間違いご容赦です。

減損損失→会社が工場や設備といった固定資産や技術などの無形資産の価値を減らすこと

おそらく、今回の場合は

車両生産のために投資をたくさんして工場やライン資産をたくさん作りましたが、そこまで売れそうにないので5,220億円分の会社資産を削ります……。

ということだと思います。

減損損失のメリット

モノによって変わりますが、10年くらいかけて建物やら土地やら設備やシステムを買ったお金を償却費として計上していきます。となると、ここで一気に減損処理したので、これから年間500億円(多分)くらい浮きます。

また、それらを運用維持管理する人権費、全世界に広がる物流が集約されるので物流費なども結果的に減っていくはずです。

減損損失のデメリット

会社の価値を身の丈にあったものに減らすので、減らす前の会社に魅力と信頼を感じていた株主や投資家、銀行の信用を毀損し、株価暴落や今後の資金調達に支障をきたす可能性があります。

今回は、全世界で平均して50%~60%くらいしかない工場稼働率を上げるための処理、前の経営者の無理な拡大路線のツケということが理解されているのか、そこまで暴落はしていない(5/31・440円→6/1・410円前後)ようなので成功なのでしょうか?

今後予想される具体的なアクション

これだけの規模の減損処理となると、工場が3つ~4つくらい閉鎖されることは織り込み済みです。

個人的な予想としては下記の順番。

  1. インドネシア工場(これは確定かな?)
  2. スペイン工場
  3. 南アフリカ工場
  4. サンクトペテルブルク工場
  5. ブラジル工場

スペインは交渉すると言っていますが、これだけ減損したので、対象であったならもう閉鎖は既定路線なのではと思いますがどうなるでしょうか。

まとめ

マスコミからは何やってるかわからないと言われている内田社長ですが、ここで一気に減損を織り込んでくるあたり、外に見えない形で粛々と戦略を遂行している実力者だと思います。

後は復活のために掲げている日本回帰、北米ブランドイメージ回復を遂行してもらいたいですね。この2マーケットでの復権がカギだと思います……。

個人的にやってほしいこと

素人考えの愚痴です。

日本での今後の要望

  1. エルグランドは後継をきちんと出してアルファードと勝負してほしい(チャレンジャー日産ですよね?)
  2. ヴァーサかセントラか新しいセダンを1つは入れてほしい
  3. ノート以外に軸となるキューブみたいなコンパクト(パッション日産ですよね?)
  4. コンパクトとハイクラスのSUVを出してほしい

最近高級ミニバンとSUVがトヨタとレクサスばかりなのが気に入らないので奮闘してほしいです。

デイズとルークスの気合の入れっぷりを見ると開発の実力はあるはず。何か上でフタをしている★な存在がまだあるような気がしますが……。

とにかくがんばれ日産!

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