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新型デイズ試乗インプレッション 日産の本気を見た

日産
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新型デイズを見てきました

いろいろあり、本日新型デイズを見てきました。

グレードはハイウェイスターXプロパイロットエディションでした。

今までの予想は下記。

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次期型のデイズ・デイズルークスを考える2(2019_01_12追記!)
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エクステリア

かなり角ばっており、一回り大きくなったような印象。

私は前のほうが好きだったですが、カクカク好きな親には受けたようで次はこれにするとのたまっておりました。

オプションのブラックグリルフィニッシャーでV字グリルをブラックアウトすると似合うかもしれません。

インテリア

ホイールベースを2430mm→2495mmと65mmも伸ばしたことと、低床フラットフロアにしたことで室内スペースが大きく広がったことと、インテリアのレイアウト変更で使いやすさが大きく向上しているのが印象的です。

フロント周り

質感高く、普通車並みです。カタログで結構目立つ市松模様はあまり気になりませんでした。

フロント収納関係

インパネの質感は高いです。皮の縫い物っぽいインパネのパネルは成形物ですが、質感十分です。

穴掘りドリンクホルダーはいまいちですが……。

ただ、下記のセンタートレイに引き出し式ドリンクホルダーがあるのでしょうがないと納得しました。また、グローブボックスが上下二段式になっていて、インパネパネル下のへこみと合わせると3段トレイになっています。これはいろいろ収納できそうです。

また、デッドスペースになりがちな助手席ドアホルダーに車検証入れがあります。

これはアイデアものだと思います。グローブボックスがフル活用できます。

フロントメカニズム関係

タッチエアコンパネルはサイズ控えめになりました。というのも、前型はエアコン操作をただタッチパネルにしただけでしたが、今型ではタッチパネルの意味があるように改良されていて操作パネルが減ったためです。

  • 風量の各パネルをタッチすると直接押した部分の風量に変化→風量上下パネル削減
  • 人のパネルをタッチすると送風モードが変化→送風モードパネル削減
  • 温度上昇パネルをタッチすると高い音、下降だと低い音、その他のパネルは普通の音と音の区別化

続いてシートです。相変わらずコシのあるいいシート。が……。

シートリフターがレバー式なのですっかり座席ごと昇降タイプだと思いましたが、また座面だけ昇降でした。座って調整した時は座席ごと動いたような感じで違和感がなかったのですが……残念。

ただし調整幅はかなり広いです。+-60mmくらいあるのでは?

ステアリングです。プロパイロットエディションなので、ステアリングはエクストレイルやセレナと同タイプに。このあたりの性能がどうなのかは今後試乗して体感したいですね。

リア周り

フラットで広くなりました。後席スライドは左右同一ですが、後述の荷室が広いので問題ないかと思います。

リアドリンクホルダー

だいたいの軽だと足元にあって使いにくい軽のリアドリンクホルダーですが、今型だと上部に移動しています。

これはアイデア物かと(あとで旧ekワゴンの意匠の復刻だと知りました。すみません)。スターバックスの紙ボトルなど開放式のフタのドリンクを足元に置くと靴の汚れが気になるところでしたが、これだと安心して置けます。

荷室回り

今回驚いたのがここ。後席を一番後ろにした時の広さでこれです。十分広いですね。また、リアシート肩口にスイッチが2つついており、シートのスライドと倒すことが出来ます。

リアシートを一番前に出したときがこの広さ。小さい旅行鞄なら立てて3つくらい置けそうです。

荷室下の隠しスペース

Webカタログでは大きく触れられていませんが、荷室のフタを外すとB型ベビーカーのような長物を立てておけそうな深くて広いラゲッジアンダースペースが出現します。タイヤ修理キットは後席下に置かれているのでフルにラゲッジアンダースペースを使うことが出来ます。

これは今後電気自動車化した時のバッテリー格納スペースだと思います。

セレナにも同様の謎スペースがありますが、あれはエクストレイル式のハイブリッドシステムを積む際のバッテリー置き場だったと予想。e-power化で消えましたが……。

エンジンルーム

かなり狭いです。色が飛んでいますが、エンジンのコーションシールは英語韓国語その他よくわからん言語が書かれており、ルノーベースのエンジンというのも納得です。

困ったところ

2019年初頭の軽としてはほぼ満点の出来だと思いますが、いくつか気になるところ(しょうもない)があるので記載。

  • 色の選択肢が少ない!
    ハイウェイスターに選べる色が少ない(オリーブ、ブラウン、ソーダブルー)
  • オプションのプラズマクラスターイオン付きルームランプがなくなった!
  • 今回型番がB43W、B44W、B45W、B46W、B47W、B48Wと多岐にわたっていて、今後B21Wと区別する時にどう書くか困る。デイズ(2代目)と書くか。
  • シートがまた座面上下式じゃねーか!バカ!
  • Gターボのプロパイで見積もり取ると、ナビなど主要オプション付けて約250万円。
    *ただし、ナビ・ETC・ドラレコセット-25万円(オートバックスで12万円くらいで調達)、5yearsコート-4万円、SOSコール-3万円、セキュリティ-6万円は可能かと。値引き入れて210万円~220万円くらいで行けるかもとは思います。またメンテパックが8万円分(3年分)入っていましたのでメンテ代込みです。

まとめ

まだ実走していないですが、これは売れると思います。ハイトワゴンとしては今型で一気に他メーカーに追いついたか追い越した感があります。

個人的にはサイドエアバッグ・カーテンエアバッグ・高性能自動ブレーキ・インテリジェント車線逸脱防止(ハンドルがアシストするやつ)・タコメーターを全グレードに標準装備した上で、価格を1,273,300円~1,647,000円(2WD)に抑えたところが偉い!

最初からこれをやれよ日産!あとシートリフトはMCでちゃんとシート上下式にしろよ!

試乗レポート

遅ればせながら試乗してまいりました。プロパイロットは試せませんでしたので走行感覚について。

試乗時の条件

  • グレード:ハイウェイスターX プロパイロットエディション(NA)
  • パワートレイン:BR06(NA)+SM21モーターのSハイブリッド
  • エアコン:オートONで22℃
  • 試乗時平均燃費:15.8km/L
  • 試乗車走行距離:280km

発進

エンジン始動後、パーキング解除しようと思い切り左足元を踏み抜く失態。パーキングブレーキは電制パーキングなのでシフトの上でした。手で押したり引いたりして解除。

モーターアシスト付きですが、特にそんなインジケーターもなく普通に発進しました。

ゼロスタートからの発進は相当改善されている

前型かつ初期型デイズは全然発進時、加速してくれませんでしたが、新型は力強く発進してくれます。

スタート0回転→3000回転→2000回転→1500回転巡航というエンジンの動きです。デイズルークスのターボと同じような感覚、加速で発進してくれます。このあたりモーターアシストの恩恵かも。

また、静粛性が上がっており3000回転くらいであればエンジンノイズはほとんど気になりません。

巡航もスムーズ

巡航状態でもスピードを維持しやすいです。また、再加速時もアクセルを軽く踏むだけでスムーズに速度が乗ります。

段差の超え方もしなやかでフラットに走ります。更にロードノイズもシャットダウンされているので、前項のエンジンノイズの静かさと相まって、いい車に乗っている感が強いです。

坂道も力強く登る

坂道は特に強く踏み込まずとも、力強く加速してスピードを増していきます。

軽特有のウォーンとエンジンだけ回ってしばらくしてやっとスピードが上がるということがありません。

また、CVT7であった坂道に差し掛かったり、踏み込んだりした際の副変速機の切り替えによるラグもCVT-Sでなくなりスムーズで自然な感覚になりました。

試乗後の燃費

平均燃費が15.8km/L→16.9km/Lとなっていました。前型の試乗車の平均燃費は9.0km/Lとかだったのでかなりマシなパワトレになったと思います。

街中だと3000回転までで十分走れるので17.0km/L~20.0km/Lは普通に出るのではないでしょうか。

まとめ

今型で静かでフラットな乗り心地とトルクある力強い走りを手に入れ、前型から一気に進化しました。悔しいですが現車のデイズルークスハイウェイスターGターボよりずっと静かで快適でした。

今回のデイズはNAで十分走ります。ターボだともっと快適だと思います。

べた褒めになりますが、今回のデイズはおすすめです。

余談

軽自動車はノウハウの塊でそう簡単には作れないというのが定説だったような気がしますが、そんなことはなかったというのが今回の日産開発のデイズで証明されたと思いますが、皆さんはどう感じますか?

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