2019年6月北米で14.9%減の日産新車販売不調はいつまで続く?

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アメリカの2019年6月新車販売台数

去年の4月にGMが単月新車販売台数発表をやめて、フォードやFCAも追従して四半期ごとの発表に切り替えてしまったことでイマイチよくわからなくなっていたアメリカでの新車販売台数。

その中でも予測値などで奮闘してデータを集めているマークラインズの記事によると下記の模様です。

自動車販売台数速報 米国 2019年 - 自動車産業ポータル マークラインズ
米自動車販売、7月は1.5%増の139.6万台。マークラインズが8月2日時点で集約した7月の米国新車販売台数(GM/FCA/テスラの推定値を含む速報値)は、営業日数が前年より1日多い25日で前年同月比1.5%増139万5,816台となり、2019年としては初めのプラスとなった。
    2019年6月 2018年6月 前年同月比 2019年 2018年 前年同期比
シェア増減 1-6月累計 1-6月累計 シェア増減
GM (Est.) 合計 249,182 256,609 -2.90% 1,409,321 1,472,884 -4.30%
シェア 16.50% 16.50% 0.0 pt 16.70% 17.10% -0.4 pt
Ford 合計 218,691 229,537 -4.70% 1,231,454 1,271,714 -3.20%
シェア 14.50% 14.80% -0.3 pt 14.6% 14.80% -0.2 pt
FCA 合計 206,083 202,264 1.90% 1,096,110 1,115,476 -1.70%
シェア 13.60% 13.00% 0.6 pt 13.00% 13.00% 0.0 pt
Toyota 合計 202,352 209,602 -3.50% 1,152,108 1,189,312 -3.10%
シェア 13.40% 13.50% -0.1 pt 13.7% 13.80% -0.2 pt
Honda 合計 135,901 146,563 -7.30% 776,995 787,824 -1.40%
シェア 9.00% 9.40% -0.4 pt 9.2% 9.10% 0.1 pt
Nissan 合計 123,504 145,096 -14.90% 717,036 780,695 -8.20%
シェア 8.20% 9.30% -1.2 pt 8.5% 9.10% -0.6 pt
Hyundai 合計 66,089 64,052 3.20% 343,335 335,048 2.50%
シェア 4.40% 4.10% 0.3 pt 4.10% 3.90% 0.2 pt

やっちゃったぜ日産!-14.9%となりました。

が、実力的にこんなものかと思います。

ココ数年の日産快進撃の裏側

2015~2017年くらいに台数が急進し、ついに万年勝てなかったホンダを超えるシェアを確保する月もあった日産ですが、まあ普通そんなに台数は急に伸びないわけです。欧州のキャシュカイみたいによっぽどのヒット車が出ない限りは。

この快進撃の中身ですが、この数年、ゴーン元会長の意を受けて日産USAは販売奨励金を増やして台数を無理くり増やしていたのですね。メーカー平均30万円/台のところ、日産は1台あたり45万円ほど出していたとか。

また、レンタカー向けに格安金額で数千台卸すとかやっていたようで、リセールバリューが激減してブランド価値が崩壊した模様。

下記のサイトでも、ホンダはレンタカー販売してない、トヨタはごく少し、日産のアルティマは一番レンタカーでよく見る、だからすぐ中古車市場にあふれるので価値も低い、とか書かれています。

Why don't Nissan/Infiniti cars hold value like Honda/Acura or Toyota/Lexus? - Quora
When I read this, I initially rejected the premise. So, for this experiment, we are using KBB to compare same model year, same mileage, similarly spec'd co...

ゴーン氏流のコミットメント経営の悪い面が出たと言える結果で、これを推進したホセ・ムニョス氏はゴーン氏逮捕後すぐに日産を退社、現在ヒュンダイの北米販売を統括しています。

希望は……

ジュークの代わりに売り出したキックスが好調なのと、セントラ(シルフィ)とヴァーサ(ラティオ)のFMCがまだということです。2019年Q3~Q4あたりに出てくる予定でカッコも良いので、これで挽回できるかも。

ローグ(エクストレイル)もそろそろモデル末期なので、これも来年あたりにかけてFMCすると日産USAは実力で浮上することができるかもしれません。

ついでに日本でも浮上してほしいので、日本の日産も出し惜しみせずいろいろ出せや!

心配事は……

当初ルックスで注目されていたクーペっぽいセダン、マキシマの台数が大きく落ちてきていることと、アルティマがFMCしましたがイマイチ低迷していること。

前型のL33アルティマは大体毎月2万台販売し、2018年6月は26,956台の販売台数でしたが、2018年8月にFMC後のL34の月販売台数は2万台を切ることが多くなり、2019年6月は16,548台と前年比激減。

メインがローグなどのSUVにシフトしていることと、販売引き締めで実力といえば実力なのかもしれません。クルマの中身は良いと思うのですが……。

Maxima

New Altima

ついでに

マツダは22,828台(前年同月26,893台)で15.1%とこちらも激減。新型マツダ3に切り替わりましたがいきなり前年割れで見通し暗し。

DINKsやおひとりさま、評論家向けのクルマばっかり作っていたらそうもなりますわなと思います(毒)。

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