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ノートe-power メダリスト(2018年MC後)のレビュー なんでティーダから乗り換えてくれないの!という叫びを感じる

日産
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ノートe-power メダリストに乗りました

ルークスで取付オプション漏れがあり、その取付のために入庫。

今まで買った新車3台連続どこかでミスがあり入庫するはめに。ディーラー変え(以下略

代わりにやってきたのがノートe-powerメダリストです。

外観はフォグ・リアバンパーアンダーのエアロが違いでしょうか。

うん。しばらく軽自動車ばかり乗ってきた私からすると大きい!

まずは内装をジロジロ見ていく

登場から8年も経ち、内装も色々と変わりました。

メダリストはティーダからの乗り換えを狙って用意されたいちおーの豪華グレードです。

が、当初ティーダと比べて内装がショボショボで、出た当初はこれがティーダの代替え!?とたまげました。実際ユーザーは離れて他メーカーへ相当流れたようです。マーケティング担当の☆野氏の能力をうたが(以下略)。

そんな初期型から8年経ち、インパネ加飾追加やシート生地の変更があり、今回のものであれば乗り換えてもいいかなぁというものに元ティーダ乗りとしてはなりました。最初からこれをやってくれれば……と思っちゃうのが、この瞬間が日産車ですね。

ブラウンの内装がメダリストの標準となりました。

シートもファブリックではなくパリッとした張りのある合成皮革かつ、しっかりと厚みがあり、良いもの感が出ています。運転席アームレストも小さいですが、反発力充分で良いです。

ここまでやったからティーダから乗り換えてくれるよな!という執念を感じます。

まあもうティーダ乗りはほとんど他に流れたでしょうが……。

ちなみにティーダと当初のメダリストの内装比較

  • ティーダ15M 2004年

インパネとドアアームレストはソフトパッドです。

  • ノートメダリスト 2012年

ソフトパッドなし。K13マーチと同じハンドル・安いザラザラのプラ造形他なめてんのか感あり。

フロント内装色々

ハンドルは最近の日産車。

追従クルコンがついていました。普通に追従してくれます。レーンキープは試せていないです。

インパネはピアノブラックとシックなゴールドブラウン。

元々の造形が安いので、限界はありますがモデル末期でようやくいい感じになったかと。

リアの内装いろいろ

リアシートだけ見ると上級車と言っても差し支えないクオリティ。

シート・ヘッドレスト共にデザインが良く、厚みもあり座り心地はいいです。

リアシート中央がアームレストになります。

ここにはドリンクホルダー2つあり。

前端がプラスチックのドリンクホルダーなのでアームレストとして大丈夫かなと思いますが、肘の部分がちょうどソフトな部分に当たるので問題ないです。

リアドアも落ち着いた感じの布張りとなっています。ドアアームレストがプラじゃなければいいのですが。

ラゲッジスペース

普通に広いです。

倒した際も、シート段差が思い切り付いていたティーダより使い勝手は良好。

更に、後期でラゲッジルームランプが付いたので、夜の荷物出し入れも安心です。

トノカバーはオプションだけど!

走りの質感はティーダより上

そりゃe-powerだからね

e-powerなので当たり前ですが、走りはティーダより上です。

ノーマルモードだと胸のすくような加速、ECO・スポーツモードだと回生による燃費向上ゲームとワンペダルドライブが楽しめます。

ちなみに普通の1.2Lガソリンのレビューはこちら。

日産ノート Xグレード NA 1.2Lのインプレッション
2017年9月MCモデルのE12ノート Xに乗りました 機会があり、ノートのXモデルに乗りました。 ノートのパワートレインは下記3種類です。 爆売れのe-power リーフと同じEM57モーター パワーと燃費のDIG-Sスーパーチャージャー...

騒音・ノイズ・バイブレーションも上

メダリストだけあって、遮音はe-power Xよりされています。

またe-power Xで気になったエンジン始動音が、こちらではほとんど気になりません。

キックスほどではないですが、エンジン音を気にせずドライブを楽しむことが出来ます。風切り音・ロードノイズも一段静かになった感じです。

振動については、荒れた路面の振動はある程度吸収してくれます。が、道路ににょきっと突き出ているマンホールの段差など、大きめな段差に乗るとガタンと音と振動を伝えてきます。いつもの日産の硬めの足回りですね。

その分、高速道路やバイパスではしっかりとヨレずに走ります。

ドシッとした重厚感を持った塊が、ある程度の段差ショックを拾いながらズンズン走るクルーザーの感じは他のコンパクトカーと違ったテイストです。

全体的な乗り心地はティーダより上です

ティーダは内装は良かったのですが、乗り心地はメタメタでした。

ちょっとでも路面が荒れているとゴロゴロゴトゴトと騒音と振動が伝わってきて非常に安っぽかったです。

峠道などだと意外にしっかりしていたのですが、普通のスピード域だと正直ショボい乗り心地の車でしたね。

内装の良さで納得はしていたけれど、価格なりの走りでした。

全体的な走りの質感はe-powerだけでなく、1.2Lガソリン車含めたE12ノート全体の方が良いですね。

ノートメダリストの走りまとめ

何度も書いていますが、e-powerなので走りは上です。

この走りの質感と内装が相殺して、これならティーダから乗り換えてもいいかなと思う仕上がりとなっています。

長年かけてやっとたどり着いた世界です……。

ここがダメなんです

最後に粗探しのコーナーです。

メーター右側に風景が反射して見づらい

回生データ・距離計の部分なのですが、設計ミスか?と思うくらい映り込みが激しいです。

回生状態を見ようとすると目が痛くなります。

どうしてこうなった。

スピードメーター内の棒スイッチの意味

メーターの中についている棒スイッチ(下の写真←)なのですが、これを押しても何も切り替えされません。

平均燃費・区間燃費・時計・オドメーターの切り替えボタンはハンドル右側のスイッチとなります。

メーター内の棒スイッチは長押ししての燃費のリセットや時計の調整のみの模様。

全部スイッチにすればよかったのでは?

後席の足元スペース

バッテリーが入ってるため、後席シート下に足を入れられません。ノートの後席は広いですが、これはちょっといただけないです。

170cmの私だと膝が浮きます。腰痛が心配になります。

トランクルームが狭くなっても良いので、バッテリーをそちらに移してくれれば……!

てか、2.0kw未満のバッテリーでもこんなにスペース取るんですね。

やる気のない穴

センターコンソール後ろに、大きな紙パック飲料や小物中物を入れられる穴が付いています。

メダリストなんで、もうちょっとなんとかならんかったものでしょうか。

とっても安いプラのシボ

プラ表面がものすごく質感が低いです。

どうしてこんな表面にしたの?というくらいザラザラで安いシボです。

いくら人工皮革シートとパネルでデコレーションしても、このプラの質感は気になります。

ワニ革の財布みたいな感じ……。

未だにルームランプが豆電球

メダリストだからLEDにして欲しいです!

とはいえ、LEDランプ標準化で+1.5万円(OP価格から)となるなら、自分で交換(0.3万円)するからいいか……。

まとめ

実力は高い、だが古い

e-power化やオートクルーズ搭載、自動ブレーキの最新化などでなんとか商品力は保っていますが、乗り心地や内装の質感とデザイン、先進電子装備未搭載など色々な面で古さを感じてしまいます。

特にトヨタのヤリスやホンダのフィットの内装が上質になっているので、ノートの安普請感がより目立ちます。2020年秋に出る新型ノートでそのあたりを払拭してほしいです。

デイズやルークスを見ると、次の大丈夫かなとは思いますが、キックスを見ると不安を覚えます。どちらに転ぶか……。

ていうかもうE12ノートには飽きたわ!8年も売りすぎだろ!自動車メーカーはクルマ刷新し続けてナンボやろがい!

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