この記事のもくじ
前回はこちら
荷室・リアシートなどは前回書いているので割愛です。
前回紹介しきれなかった良いところ・悪いところを紹介していきます。
最初からプレミアムインテリアが用意されている日産ルークス
今回のルークスは、先代中期から設定されたプレミアムインテリアが最初から用意されています。
先代のプレミアムグラデーションインテリア
シートの色とドアの布張りがノーマルのブラックと違います。
ベージュからブラウンにグラデーションがかかるようなシート地になっています。
今回のプレミアムインテリア
シートの色とドアの布張りだけでなく、インパネ素材がベージュのソフト素材に、ドアトリムもベージュに、ステアリングの革の色が茶色になるなど、かなり変更が入ります。
普通のハイウェイスターインテリアが下。
お値段は快適パックAとセットで66,000円。
快適パックAが33,000円なので、インテリア関係の費用は33,000円ですね。
今回はこのプレミアムインテリアを前提にチクチク見ていきます。
インテリアのいいところ
プニプニのインパネ
フロントのインパネ表面が合皮の縫い合わせになっています。
触った感触が良いですね。
ただ、これはフロントだけでサイドはカチカチのハードプラです。
腰痛持ちの腰を包み込むフロントシート
シート性能が良いです。
背中のクッションは硬いわけでなく、ハンモック的な作りなのですが、これがちょうどよく背中をホールドしてくれます。ヘルニア持ちの私でも、長距離乗っても腰痛が出ないです。
改善されたフロントドリンクホルダー
先代デイズルークスは、500mlペットボトルを置くとエアコンルーバーの真ん前に陣取るため、風が当たらなくなり、夏にイライラしましたが、今回は改善されています。
デイズルークスのドリンクホルダー
ルークスのドリンクホルダー
ドリンクホルダーがプッシュ引き出し式ではなく軍隊の食事トレイ式になったのが残念ですが、インパネを5cmほど上に上げた効果か、ルークスの方は500mlペットボトルを入れてもエアコンルーバーにほぼ干渉することなく、ちゃんと風が通ります。
改善されたタッチエアコンパネル
前回のエアコンパネルは普通のボタン式のパネルをタッチパネルに置き換えただけで使いにくく、さらにスペースを取るものでしたが、今回はタッチパネルの良さを引き出しています。
デイズルークスのタッチエアコンパネル
ルークスのタッチエアコンパネル
風量レベルのマークを押すだけでダイレクトに風量を変更できたり、人のマークを押すと送風モードが変わったりと、タッチパネルの意味があるデザインになっています。ここはエラいです。
さらにこの変更でボタンが減ってエアコンの操作系が小さくなったおかげで、収納スペースが上下に増えています。
改善されたメーターパネル表示
デイズルークス
一度に表示できる情報量が少ないデイズルークスです。
デイズルークスのインプレで、温度の常時表示はいらんからオドメーターやトリップ表示出せと愚痴っていましたが、ちゃんと今回は増えています。
ルークス
基本的に下記が常時表示です。
- シフトポジション
- 時間
- 温度
- トリップメーターA or B or オドメーター
- 燃料計
そして、下記が選択表示できます。
- プロパイロット関係
- エコ関係
- タイヤアングル
- VDC作動設定変更他
ということで、非常に便利に使えます。
また、この表示変更はステアリングスイッチから可能です。便利ですね。
改善された肘置き
デイズルークスだと絶妙に肘が合わないドアサイドの肘置きですが、ルークスだとすっぽり肘がハマります。
これで乗員の横の距離が2cmくらい広がっている気がします。
MH35S以降のワゴンRなどもここをえぐってきていますが、これはいいですね。
その他のポイント
- 助手席シートバックにUSBポートが付いた
- フロントシートバック両方にテーブルが付いた
インテリアの気になるところ
小物を取ろうとするとエアコンのON/OFFスイッチに手が当たる
インパネ下のくぼみ収納部分ですが、そこにあるUSBポートにスマホをつないだり、マスクなどのモノを入れたり取ったりしようとすると、エアコンのON/OFFスイッチに手のひらが当たることがあります。夏にエアコンOFFになると同乗者とケンカになりそうなことも……。
ON/OFFボタンは下の内外気切り替えボタンの横に付けるべきだったと思いますね。
ステアリングが茶色なのが気に入らない
これは個人の好みですが、プレミアムインテリアだとステアリングが茶色になるのが気に入らないです。
なんか引き締まらない感、ちょっと浮いている感があります。
下がデイズルークスのステアリング。黒で締まってますね。
ただ、これはこれで下半分がピアノブラック加飾になっていて指紋と傷が気になります。
ルークスはデイズルークスと違って全周革巻きで操作感は良いので、色だけが気になります……。
シートのセンス
ルークスのプレミアムインテリアのシートデザイン、ちょっと安っぽいです。背中が当たる部分のダイヤのキルティング調の模様と、そこがファブリックなのがイマイチです。
デイズルークスのプレミアムインテリアのシートは色合い、質感、模様ともに高級感があります。
ルークスのシートのつくり自体は良くなってますのでトレードオフですが……。
正直言うと、シートのデザインは新型デイズ、ルークスともに、ノーマル・プレミアム両方ややダサいので(失礼)、数年後のマイナーチェンジで変えてきそうな気がします。
デイズの真ん中で色が変わるあのシートの柄はないわー
ドアトリムの肘置きの素材
先程褒めた肘置きスペース。えぐった空間は褒められるのですが、肘置き部分がソフトパッドかと思いきや、ハードプラです。
絶妙に肌触りの良いプラスチック表面になっているのがなんともかんともですが、どうせならここは布張りかソフトパッドにしてほしかったです。
その他
- リアシートにアームレスト欲しかったなあ。細いのでいいから。
まとめ
インテリアの良し悪しを挙げてきました。気になる部分も結構多いですが、足し引きするとかなりプラスです。
総じて、デイズルークスのネガを潰してきた……あ、シートリフターの上下が座面だけなのが治ってなかった……ですが、ちゃんと作ってきているクルマだなと感じます。
ということで、このクオリティの国内販売車をもっと増やせよ日産!!
次回は走行時のインプレをやります。発進時のスムーズさ、シルキーさは絶品です。動画でやるか、このブログでやるか迷っていますがまた後日!
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