この記事のもくじ
静粛性向上作業を集めたワゴンR(MH34S)コーナーはこちら
静音計画1:リアタイヤハウス
静音計画2:フロアにロードノイズ低減マット
静音計画3:ボンネット
静音計画4:前席下に施工
静音計画5:ドアにエプトシーラー
静音計画6:風切り音防止ゴム
静音計画7:エプトシーラーとリア再施工
静音計画8:フロントドアデッドニング
静音計画9:リアドアデッドニング
静音計画ファイナル:バックドア
帰ってきた静音計画:フロントフロア再静音
静音計画リターンズ:リアフロア再施工
まだまだワゴンR MH34S静音計画 : リアフロア再々施工の準備
準備完了です
MH34Sのロードノイズを低減するため、リアフロア下に入っていた静音効果0の発泡スチロールを置き換えるべく、防音材を発泡スチロールの形に切り取ったわけですが、全然量が足りないという結末でした。
不足分のZerony Websulerを追加で150cm x 150cm分追加で注文し、ついに完成しました。
右左それぞれ6枚くらい切り取った防音材を準備し、踏み板代わりにダイソーの100\の固い黒い発泡スチロール板をセットすることにしました。
これくらいあれば、もともとの発泡スチロールと同じくらいの高さになりました。
いざ施工
左のこれはどこの写真かといいますと、右側のBピラー根本の部分です。リアフロアの発泡スチロールの代わりに先程の防音材を1枚ずつ左右取り付けていきます。
もともと底に1枚貼り付けていたり、防音シートを乗せていたりしたので、意外とカサが高くなりまして左右で1枚ずつ抜いてちょうどいい高さとなりました。
抜いた分は他の部分の防音に回すことにします。
気になる踏み心地ですが、ぐっと踏み込むとぐにゃっとした感じはありますがそんなに気になるほどではありません。言わないとわからないレベルです。
インパネ部品も防音
Zerony Websuler、多めに注文したつもりではありますが、結構大量に余ってしまいましたのでピラー内や内装部品にも施工することにしました。
プラのインパネも音を反射するというので、外しやすいインパネ部品を外し、防音材を詰めてフルアーマーインパネパーツにします。
外してフルアーマー化したのは下記です。外し方も記載します。
- Bピラー左右アンダートリム
前後のステップを外せば外れる ピラーに抱きつくようにくっついているだけ - フロントシート間のセンタートリム
プラスネジ型のトリムクリップを4箇所取れば外れる - フロント足元のドリンクホルダー
左右トリムクリップ2箇所を取って引っ張れば外れる - ステアリング下のトレイ
手前に引っ張れば取れる - グローブボックス
前回にして上部を左右から押し込めば取れる
写真にないですが、追加でフルアーマー化したのは下記。
- フロント・リアの左右ステップ
Bピラー内部の防音
風切り音が減るというのでBピラーを防音します。
Bピラーのアンダー・アッパートリムを外します。アンダートリムはすぐ外れるのですが、アッパートリムはシートベルトアンカーが通っているので結構めんどくさいです。こういうときこそ写真をとっておくべきなのですが、夢中でやっていて忘れました。
とりあえず、ゴムのウェザーストリップを外した後、アッパートリムの上下のツメを外してフリーにします。
外そうとすると、アッパートリムのシートベルトを通す穴にシートベルトの取付口が引っかかるので、無理やりアッパートリムの穴を広げ、シートベルトの取付口を通します。そうすると、アッパートリムが床に下ろせるようになります。
- アンカーのトリムを外し、ボルトを外してアンカーごと取る方法もあるのですが、面倒だったので上記の方法でやりました。
むき出しになったピラーには色々穴が空いているので、そこに防音材を詰め込んでいきます。また、防音材を貼り付けられそうなスペースがあるのでペタペタ貼っていきます。
注意点
Bピラーのアッパートリム
Bピラーのアッパートリムを外したら、下記の赤い丸の部分にミドルサイズの穴が見えるのですが、これはトリムをはめるための穴がなので、そこは防音材で完全に埋めないように注意です。
ステアリング下のトレイ
四角い枠の部分、ちょうどステアリング下のトレイ裏側に、この部品を固定するためのツメっぽいものがあり防音材を貼りませんでしたが、実際は配線コードが垂れないように引っ掛けるためのツメでしたので、別に防音材を貼っても大きな問題にはなりません。効果があるかは別ですが……。
防音材の微調整
フルアーマートリムを取り付ける際に干渉する場合があるので都度調整です。特にステアリング下のトレイとフロント下のドリンクホルダーはクリアランスが結構きついので注意しましょう。
残った防音材は
残った防音材はCピラーの根本、リアのタイヤハウスに全部ぶち込みました。
結果
結果の数字だけ見ると88db→85dbと非常に良い結果となりました。
が。
普段、家からいつものコースまで走った結果を平均データとして取っているのですが、いつものコースが年度末恒例の工事のため舗装が剥がされデコボコになっていてノイズレベルが90dbを記録してしまったので、いつものコース前でいったんリセットして記録し直したとか色々あってサンプル時間が極端に少ないです。
ということで数字がよく出すぎているきらいがございます。
2/11追記 記録を取り直しました
あまりにも全体のサンプル時間が63秒と短く平均値が当てにならない数字ので、時間を取り直しました。
問題の工事区間は迂回しました。迂回した区間は少しの距離かつ路面はもともとの道同様荒れているのでデータ的に差が出ることはないはずです。
結果、MAXは88.0dBで変わらないものの、平均が79.6dBと大きく改善されました。585秒取って79.6dBなので効果は確かかと思っています。
実感として、大きな段差(橋のつなぎ目、道路の盛り上がり)の大きな衝撃にはどうしても大きなノイズが出るものの、それ以外ではロードノイズ・風切り音が抑え込まれているという自分の感覚と合う結果となり満足です。
実際、現実主義者の嫁が運転してみたら結構静かになったとのお言葉をいただいたのと、オーディオのボリュームを普段7くらいにしていたのが5くらいで十分聞こえるようになりましたので効果は出ていると思います。
というわけで
手軽にできるところはやり尽くしましたので、本当にこれにていったん終劇です!
長い間ご愛読ありがとうございました。makkochan2000の次回作にご期待下さい。
コメント
初めまして。
わごな~る MH34S スティングレー 2WDターボに乗っているcombat_armorと申します。
貴殿のブログを楽しく拝見させていただいてます。
自分で考えて実際にやってみた結果を数値化しているのが素晴らしいです。
説得力がありますのでとても参考になります。
自分も真似してやってみようと思います。
ところで静音化計画は本当に最後にするのですか?
まだまだ、やり足りないと思ってませんか?
フフフ・・・・・
combat_armorさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
下手の横好きで静音を始めて予定よりだいぶ突っ込んだところまでやってしまいました。
正直なところ天井とかやりたいし、もっと制震剤とかうまく使ってみたいですけれど、今の所、次は車を替えよう!という結論で我慢しています。
どーしても我慢できなくったら、タイヤをレグノかルマン5に替えてみます。
それにしてもスティングレーターボ羨ましいです。
スティングレーでさらにターボだと制震材などかなり追加されているようなので、静かで快適なんでしょうね……。